鎮西機動師団

鎮西機動師団として使命を果たす!

陸将 吉田 圭秀(よしだ よしひで)

平成30年度の開始にあたって(第8師団の機動師団化改編について)

 この度、第8師団は、平成30年3月27日付をもって、全国に先駆けて「機動師団」に改編されました。この改編により、我が国防衛の最前線である西部方面隊の中核を担う第8師団は、引き続き南九州3県(熊本・宮崎・鹿児島)の防衛警備や災害派遣を担任しつつ、事態が生起した場合には、必要に応じ、警備区域を越えて緊急展開し、任務を完遂することがより一層実効的に行えるようになりました。
 機動師団化改編の主要な内容は、第42普通科連隊(北熊本駐屯地)を、諸職種(普通科・特科・機甲科・高射特科など)をパッケージ化した第42即応機動連隊に改編し、師団の先遣部隊として即応展開できるようにするとともに、師団主力についても、重装備である第8特科連隊(北熊本駐屯地)及び第8戦車大隊(玖珠駐屯地)を西部方面隊直轄に、即応予備自衛官を主体とする第24普通科連隊(えびの駐屯地)を西部方面混成団に移管し、師団全体としてより一層即応性や機動性を高めたものです。
 我が国を取り巻く戦略環境は、戦後最も厳しい状況にあり、平成30年度も、新体制をもって、いかなる事態が生起しても、我が国の国民、領土及び主権を断固として守り抜いていけるよう、日々防衛力を磨いていく所存でありますので、倍旧の御指導・御鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

平成30年4月1日

勤務歴
期間部隊名駐屯地
昭和 62年3月 第26普通科連隊 (留 萌)
平成2年8月 防衛大学校 (小原台)
4年3月 普通科教導連隊 (滝ヶ原)
5年8月 幹部学校 指揮幕僚課程(39期) (目 黒)
7年8月 外務省 北米局 日米安全保障条約課 (霞ヶ関)
9年8月 第34普通科連隊中隊長 (板 妻)
10年8月 陸上幕僚監部 人事部 (市ヶ谷)
12年3月 陸上幕僚監部 装備部 (市ヶ谷)
15年3月 陸上幕僚監部 防衛部 (市ヶ谷)
17年8月 防衛研究所 一般課程 (目 黒)
18年8月 研究本部 (朝 霞)
19年4月 陸上幕僚監部 防衛部 防衛課 業務計画班長 (市ヶ谷)
21年3月 第39普通科連隊長 (弘 前)
22年3月 陸上幕僚監部 防衛部 防衛課長 (市ヶ谷)
24年3月 統合幕僚監部 報道官 (市ヶ谷)
25年8月 西部方面総監部 幕僚副長 (健 軍)
27年8月 内閣官房 国家安全保障局 内閣審議官 (永田町)
29年8月 現     職 

 我が国を取り巻く安全保障環境は、様々な課題や不安定要因がより顕在化・先鋭化してきており、自衛隊創隊以来最も厳しいと言っても過言ではありません。
 特に、我が国の南西諸島の地政学的価値は著しく高まっており、島しょ防衛態勢を以下の3つを柱として強化しなければなりません。

1 平素からの部隊等配置による抑止態勢の確立
  (南西地域に初動担任する部隊を新編)

2 実力部隊を緊急的かつ急速に機動展開
  (機動師・旅団への改編)

3 水陸両用部隊による奪回
  (水陸機動団の新編)

 我が国防衛の最前線である西部方面隊の中核を担う第8師団は、引き続き南九州3県(熊本、宮崎、鹿児島)の防衛警備、災害派遣の任務を遂行しつつ、事態が生起した場合、必要に応じ、警備区域を越えて緊急展開し、任務を完遂しうるよう、全国に先駆けて機動師団となります。

 8師団は、その前身である第8混成団から昭和37年8月に創隊しました。
 熊本市の北熊本駐屯地に司令部を置き、幾多の変遷を経て現在、熊本・宮崎・鹿児島の6個駐屯地・1個分屯地に展開しています。

部隊名 駐屯地名 所在地
第12普通科連隊 国分駐屯地 鹿児島県霧島市
第42即応機動連隊 北熊本駐屯地 熊本県熊本市
第43普通科連隊 都城駐屯地 宮崎県都城市
西部方面特科連隊 北熊本駐屯地 熊本県熊本市
第8後方支援連隊 北熊本駐屯地 熊本県熊本市
第8高射特科大隊 北熊本駐屯地 熊本県熊本市
第8施設大隊 川内駐屯地 鹿児島県薩摩川内市
第8通信大隊 北熊本駐屯地 熊本県熊本市
第8師団司令部付隊 北熊本駐屯地 熊本県熊本市
第8偵察隊 北熊本駐屯地 熊本県熊本市
第8飛行隊 高遊原分屯地 熊本県益城町
第8特殊武器防護隊 北熊本駐屯地 熊本県熊本市
第8音楽隊 北熊本駐屯地 熊本県熊本市
西部方面対舟艇対戦車隊 玖珠駐屯地 大分県玖珠町
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