鹿児島音響測定所

■鹿児島音響測定所所長挨拶

 鹿児島音響測定所は、昭和43年3月に雄大な桜島を臨む鹿児島湾に面した旧福山町(平成17年に霧島市と合併)に開所され、幾多の部隊改編を経て、現在に至っています。
 約50名の隊員が所属している当部隊は、年間を通じて穏やかな気候と地形的に外洋の影響を受けにくい特徴を生かして、海上自衛隊が保有する艦艇の音響測定などの業務に従事しています。
 測定は、艦艇を運行する際に、欠かすことのできない重要なものであり、海上自衛隊の艦艇がその任務を達成するためには、正確なデータを収集する必要があります。そのため、所員は一丸となって、安全確実にデータを収集できるように、日々努力しています。
 その測定の実施に際しては、我々の努力のみで成し遂げられるものではなく、日頃からの地域の皆様のご支援のたまものであると、感謝の念に堪えません。
 昭和57年6月以来、音響測定を実施した艦艇の累計数が、このたび(令和5年4月)620隻に達しました。所員一同、地元関係団体をはじめとする皆様の格別なご高配に感謝するとともに、次の目標である700隻達成を目指し業務に邁進してまいります。

 令和5年4月6日 鹿児島音響測定所長 2等海佐 佐藤直幸

 

■鹿児島音響測定所先任伍長挨拶

 皆様、こんにちは。私は、鹿児島音響測定所先任伍長の矢作幸一です。
 鹿児島音響測定所は、北は霧島連山、南は錦江湾、桜島を望む、鹿児島県霧島市福山町の地に、昭和43年3月鹿児島試験所とし て、海上自衛隊の部隊としての第1歩を踏み出しました。
 平成27年の部隊改編にともない、鹿児島音響測定所として、現在の海洋業務・対潜支援群に編入されました。
 鹿児島音響測定所は、海上自衛隊の艦艇に対する各種測定や、装備品の性能試験を主な任務として、諸先輩方の伝統を受け継ぎ、所員一丸となって活動しております。
 また、今年3月に開所55周年を迎えました。長きにわたり、任務を遂行できたのも、地域住民の方々や、ご家族の方々の鹿児島音響測定所へのご理解とご協力があったからこそと感謝しております。
 これからも、我が国の平和と安全を守るという使命を自覚し、与えられた任務を所員一丸となって取り組むとともに、地域の方々やご家族の方々に寄り添える、強く優しい部隊を目指して精進してまいりますので、今後ともご理解とご協力をお願い申し上げます。