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防衛省海上自衛隊航空集団司令部

〒252-1101 神奈川県綾瀬市厚木航空基地内航空集団司令部

部隊紹介

神奈川県綾瀬市に所在する厚木航空基地は、中央の海上自衛隊航空部隊として最新の哨戒機「P-1」による我が国周辺海域における警戒監視等の任務に当たるとともに、部隊の精強性・即応態勢維持のため、日々訓練等に励んでおります。

厚木航空基地の特徴

厚木航空基地は海上自衛隊と米海軍が共同使用している基地です。厚木航空基地の飛行場としての主な機能(滑走路維持整備、航空管制業務)は海上自衛隊が管理しています。総面積約507万平方メートル、南北に延びる約2,400メートルの滑走路を有しており、基地は東側に大和市、西側に綾瀬市と2つの市にまたがって所在しています。
厚木航空基地には、海上自衛隊航空部隊の総司令部である航空集団司令部をはじめ、航空集団直轄の第4航空群、第51航空隊、第61航空隊及び航空管制隊が所在し、航空機のシステム管理に欠かせない航空プログラム開発隊等、海上航空部隊にとって非常に重要な部隊が集中しています。また、第4航空群は、日本本土から遥か彼方の太平洋上に浮かぶ硫黄島及び南鳥島の離島を管理・運営をしています。これらの島を日本国が保有する意義には、主として次のようなものがあります。
(1)排他的経済水域の確保(半径約370km)
(2)南東航路帯の防衛拠点
(3)騒音問題の是正(NLP(ナイト・ランディング・プラクティス)の代替飛行場として硫黄島を活用)
 密集地にある航空基地 首都圏に近い厚木航空基地は、周辺人口の増加と米海軍のジェット戦闘機が飛行する基地であることから、騒音問題を抱えています。任務と訓練に必要不可欠なものを除き不必要な騒音を出さない配慮と、基地周辺に対する各種協力等を積極的に実施し、国民と基地との共存に努力しています。


所在部隊紹介

第4航空群司令部
第4航空群は、航空集団において海上防衛を担う第一線の航空部隊として、日本周辺海域の防衛及び監視活動に従事しています。また厳しい訓練のかたわら災害派遣や航空救難など、国民の生命・財産を守るために活躍しています。
第3航空隊
第3航空隊は、第4航空群直轄の航空機を運用する部隊として、日本周辺海域の海上防衛を主任務とする第一線部隊です。
昭和36年に新編された『旧第3航空隊』及び、昭和58年P-3C部隊として新編された『第6航空隊』を母体として、平成20年3月の体制移行に伴い統合されたました。平成27年3月、いちはやくP-1哨戒機が配備され、平成29年8月29日それまで所属していたP-3Cが装備替えとなり、運用機がすべてP-1に移行されました。  
第4整備補給隊
第4整備補給隊の主な任務は、発動機・機体・電子機器・武器等の職種に別れ専門的な知識もった整備員により、航空機・装備品を整備するほか、必要な資材・機材の調達から隊員の衣食住に係る物資の調達を実施しています。昭和37年9月、第4支援整備隊として下総航空基地に発足し、昭和48年12月、第4航空群とともに厚木航空基地に移設されました。平成10年12月、後方組織改編により、厚木航空基地隊から補給隊を編入し、第4整備補給隊として新編されました。
厚木航空基地隊
厚木航空基地隊は、基地業務を行うことを任務とし、飛行場・施設の管理、基地の警備、航空管制、基地勤務隊員の福利厚生、衛生等、広範囲にわたる支援業務を行っています。昭和46年6月、米軍から航空管制業務が返還されたことに伴い、厚木航空基地分遣隊として発足、昭和48年10月、第4航空群の移設に伴い厚木航空基地隊として新編されました。  
硫黄島航空基地隊
硫黄島基地隊は、基地施設の維持及び航空管制飛来する航空機に対する給油等の支援を行っています。第73航空隊硫黄島航空分遣隊(第21航空群:館山)が、硫黄島での救難活動等を行っています。東京から約1250キロ南に離れた硫黄島は、明治24年勅令により日本の領土となり、先の大戦において激戦の地となりました。昭和43年6月、小笠原諸島復帰にともない日本に返還され、復帰と同時に硫黄島航空基地分遣隊が新編されました。平成4年4月、硫黄島航空基地隊が新編され第4航空群に編入されました。
南鳥島航空派遣隊
南鳥島航空派遣隊は、硫黄島航空基地隊に所属しており、基地施設の維持及び航空管制飛来する航空機に対する給油等の支援を行っています。南鳥島は、東京から約1,870km南東にはなれた日本最東端の隆起サンゴでできた島です。  

shop info基地情報

防衛省海上自衛隊第4航空群

〒252-0011
神奈川県綾瀬市厚木航空基地
【最寄駅】相模線さがみの駅又は相模大塚駅