わが国はこれまで、F-35A戦闘機の取得に際して、国内企業の製造参画を図り、機体、エンジンの最終組立・検査(FACO:Final Assembly and Check Out)、関連部品の製造参画の取組を行ってきた。
また、F-35戦闘機が全世界的に運用されることから、米国政府は、北米・欧州・アジア太平洋地域に機体・エンジンを中心とした整備拠点(リージョナル・デポ)を設置することとした。
米国政府によって選定されたアジア太平洋地域におけるわが国のF-35戦闘機の機体の整備拠点(三菱重工業小牧南工場(愛知県))は、2020年から運用を開始した。また、エンジンの整備拠点(IHI瑞穂工場(東京都))は、2023年から運用を開始した。
F-35戦闘機の製造に国内企業が継続して参画することや、機体やエンジンなどの整備拠点を国内に設置し、アジア太平洋地域での維持整備に貢献することは、国内の防衛生産・技術基盤の維持・育成・高度化に資するものであるとともに、わが国のF-35戦闘機の運用支援体制の確保、日米同盟の強化、インド太平洋地域における防衛装備・技術協力の深化といった観点から、有意義である。