5.どんな国と協力しているの?
日本とアメリカは、自由や民主主義といった基本的価値と戦略上の利益を共有する、とても大切な同盟の関係にあります。
どの国も、自分の力だけで自分の国の安全を守ることは難しくなっています。そこで日本は、同じような価値観を持ち、経済面においても関係が深く、また大きな軍事力を持つアメリカと、日米同盟という強い結びつきを持つことで日本を守ってきました。
日本とアメリカは、日米安全保障条約という約束を結んでいます。この約束では、日本が攻撃された場合には、日本とアメリカが一緒に立ち向かうことが決められています。この約束によって、もしどこかの国が日本に対して攻撃しようと考える場合、その国は世界一の軍事力を持つアメリカ軍と直接対決することを覚悟しなければなりません。

どの国も自分の力だけで国の安全を守ることは難しく、世界では、海賊などの国際犯罪、エネルギー問題など、各国の協力が不可欠な課題がたくさんあります。こうした中では、共に助け合う「仲間」が重要です。自衛隊は、日本や地域・国際社会の平和や繁栄を守るため、また、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現のため、外国と様々な防衛協力・交流を行っています。
FOIPの実現に向けて防衛省・自衛隊はいろいろな取組を行っています。
- 他の国と協力・交流し、日本の生活を支えるタンカーなどの船が安心して、日本にとって重要な海のルート(シーレーン)を航行し続けられるようにすること
- 他の国とお互いに理解を深め、信頼関係を築き、予測できないような争いなどが起きないようにすること
- 他の国と協力し、地域の平和と安定に貢献すること
FOIPとは、インド太平洋地域を、ルールに基づいた、自由で開かれた地域にするという考え方を共有することで、地域全体、ひいては世界の平和と繁栄を確保していくという考え方です。
※ FOIP : Free and Open Indo-Pacific

インド太平洋地域には、世界の人口の半数の人々が住んでいます。また、大事なシーレーンが通っています。地域の平和と安定、そして、繁栄のため、すべての国がルールに基づき、海洋などを自由に、安心して使えるようにしておくことは、とても重要です。
同盟国であるアメリカ以外にも、オーストラリアやインド、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、ニュージーランド、ASEAN諸国といった、自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の考え方を共有する多くの国々とも協力しています。このような国々と安全保障上の協力を行うことが、シーレーンなどの安全確保 や、ルールを守らない国が現れにくくすることにつながっていきます。