1.自衛隊の災害派遣
地震などの災害が起きたとき、自衛隊は、警察、消防、海上保安庁、地方公共団体などと協力し、被災者の捜索・救助や生活支援などを行い、国民の命を守ります。
さまざまな活動を行う自衛隊員
自衛隊は、都道府県知事などの要請を受けて災害に対応します。
災害が起こったとき、都道府県知事などが「自衛隊の助けが必要だ」と考えて自衛隊に要請し、防衛大臣などが要請を受けて「自衛隊を派遣するしかない」と判断した場合に災害派遣を行います。
自衛隊は要請を受けるまでの間も準備を進めます。
災害が起きればすぐに、対応する部隊が駐屯地や基地で準備を開始します。また、大規模な災害のため、混乱したり、電話がつながらなかったりして、都道府県知事などが要請を行えない場合は、自衛隊が自ら活動を始めることもあります。
【予備自衛官の活動】
自衛隊には、普段は自衛官ではありませんが、大きな災害などの際に招集される「予備自衛官」がいます。
2024年の能登半島地震でも、多くの予備自衛官が招集され、支援活動を行いました。
災害派遣としての任務

地震や台風などの自然災害への対応だけでなく、山火事の消火や、離島の救急患者の搬送、海上での捜索・救助なども自衛隊の災害派遣としての任務です。
災害派遣で活躍する装備品

自衛隊は多くの装備品をもっています。災害派遣では、それぞれの装備品の特徴を活かして活動を行います。
米軍などによる支援

2011年の東日本大震災や2024年の能登半島地震のときなど、日本に駐留している在日米軍が、災害対応を支援してくれました。
日本と米国は、「同盟国」として強い結びつきをもっています。
また、日本とさまざまな協力や交流を行い、関係を深めている「同志国」は、東日本大震災のときに、軍によって救援物資を輸送するなど、災害対応を支援してくれました。

災害派遣で活動するのは、自衛官や装備品だけではありません。
普段は基地の警備をしている警備犬が、災害時は、行方不明者の捜索や救助を行う「人員捜索犬」として活躍します。
自衛隊の災害派遣について知っていただけましたか?
「まるわかり!日本の防衛」を読めば、自衛隊員は普段何をしているの?
他にどんな装備品があるの? 災害派遣以外に自衛隊はどんな活動をしているの?
他の国とどう関わっているの?などなど、いろいろな疑問がまるわかり!
自衛隊のことをもっと知りたい人は、「防衛白書」や、巻末資料のリンクから防衛省や陸・海・空自衛隊のウェブサイトを見てくださいね!