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あの時、自衛隊はこう動いた。

レジェンドエピソード

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空を守る気持ちに、男女差はない女性初の戦闘機パイロット

EPISODE.03

空を守る気持ちに、
男女差はない

女性初の
戦闘機パイロット

 2018年、航空自衛隊に初めて女性の戦闘機パイロットが誕生した。空自の創設から68年。この職種への女性の進出に時間がかかったのには、それなりの理由もある。

 戦闘機パイロットになるには、操縦のセンスや能力、試験などをクリアするための勉強も必須だが、過酷な条件下で任務を果たすために強靭な体力が求められる。対領空侵犯措置が下令されれば、休日・昼夜を問わずスクランブル(緊急発進)し、高度数万フィートでの音速を超える飛行、敵機と向き合う緊張という非日常の環境を克服して任務を完遂しなければならない。そうした勤務環境を踏まえ、戦闘機と偵察機のパイロット職に関しては、「母性保護」の観点から、女性自衛官の配置制限があったが、その壁が2015年に開放され、初めて女性の戦闘機パイロットが誕生した。

 戦闘機では、通常の服装で搭乗すると頭に血流が行き届かず意識を失ってしまう。そのため、血流を上半身に上げるために下半身をきつく締めつける特殊な「耐Gスーツ」を着用する。パイロットには最大で体重の7.5~9倍のG(重力加速度)がかかるが、耐Gスーツで軽減できるのは2Gぶん程度と言われており、地上にいる時のようにゆっくり呼吸することさえできない。時に脳内の血液が不足することで視界がモノクロとなる“グレイアウト”、場合によっては失神に至ることもある。そんな状況下で、敵機や国籍不明機を追尾し、時にドッグファイトを繰り広げることになる。

 近年、航空自衛隊のスクランブルの回数は、高い水準で推移している。国を守る気持ちに、男も女もない。日本の空の平和は、そんな日々の厳しい訓練に耐え、世界的に見ても高い操縦能力を持つと言われる精鋭たちが365日24時間態勢で警戒監視にあたることで、守られている。

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