防衛装備庁

お知らせ

陸上装備研究所

例年、実際に研究所を公開する行事として「陸上装備研究所一般公開」を実施してきましたが、新型コロナ感染対策を考慮し、公開行事に相当する催しとして、「オンライン展示室」をテーマに「一般公開特設ページ」を令和4年3月14日より公開してまいりました。この特設ページにつきまして、令和4年6月15日をもちまして公開終了とさせていただきました。
 ご覧いただいたみなさまには深く御礼申し上げます。

ニュース

概要

陸上装備研究所は、火器、弾火薬類、耐弾材料、耐爆構造、車両、車両用機器、施設器材、個人装具、CBRN対処技術などの調査研究を行っています。

※CBRN : Chemical(化学剤),Biological(生物剤),Radiological(放射線),Nuclear(核)

陸上装備研究所パンフレット(令和3年度) (PDF)

システム研究部

火器・弾火薬類、施設器材及び車両のシステム化、並びに、放射線、生物剤及び化学剤に対処するための技術などについての考案、調査研究及び総合的な試験評価を行っています。

弾道技術研究部

火器・弾火薬類の要素技術、装備品等の耐弾材料・構造などについての考案、調査研究及び総合的な試験評価を行っています。

機動技術研究部

車両の要素技術、車両用機器、施設器材の要素技術についての考案、調査研究及び総合的な試験評価を行っています。

主な研究内容

EMP弾技術の研究

従来の爆弾、ミサイル等による直接的な破壊によらず、敵のセンサ・情報システムの機能を一時的または恒久的に無力化するために、強力な電磁パルスを発生させるEMP弾の構成システムに関する研究を行っています。

※EMP : Electro-Magnetic Pulse (電磁パルス)

多種目標対処弾技術の研究

戦闘車両等から発射でき、単弾種で、対処目標に応じて最適な効果を発揮可能な多種目標対処弾に関する研究です。信管モード(時限、着発、延期)を設定することにより、敵陣地・集結地、掩蔽目標及び構造物に対して、同一弾種で対応することが可能となります。

空冷式インホイールモータの研究

軽量戦闘車両システムの研究の成果の一つである水冷式インホイールモータと同等の性能を維持しつつ、残存性及び部隊での整備性の向上並びに軽量化に寄与する戦闘車両用インホイールモータの空冷化について研究を行っています。

UGV周辺環境認識技術の研究

非GPS環境等の自衛隊特有の環境下において、複数台UGVが自律走行もしくは遠隔操縦により特定の任務を遂行するために必要な環境認識技術(位置推定、3次元地図作成、物体認識)について研究を行っています。本研究は日豪共同研究として進めています。

※1 UGV : Unmanned Ground Vehicle(陸上無人車両)

※2 LiDAR : Light Detection and Ranging(レーザーの反射光により周囲の物体の形状を取得するセンサ)

CBRN対処技術の研究

※CBRN : Chemical(化学剤),Biological(生物剤),Radiological(放射線),Nuclear(核)

従来の検知紙では検知が困難な希薄ガス状化学剤に迅速かつ正確に対応することを目指して、色素とナノファイバーの複合化等による、ナノファイバーの吸着能や機能化を検討しています。また、安価で保管性の優れた簡易微生物センサを目指して研究を実施しています。

防護服・防護マスクについて、素材の評価だけでなく、人間の呼吸や歩行を模擬した装置を使用し、より実環境に近い評価も行っています。また、除染の高効率化等を図るため、最新の機器分析技術を活用した反応解析などを行っています。防護服・防護マスクに関する研究は日英共同研究として進めています。

レールガンの研究

電気のエネルギーを利用して弾丸を加速、発射するレールガンの研究を行っています。火薬のエネルギーを利用した従来の火砲では実現できない高初速で弾丸を発射することができ、大きな威力を持つことに加えて、より遠方の目標への対処が可能です。

応急装甲化技術の研究

自衛隊では、使用環境によっては装甲を持たない車両(非装甲車両)の防護性能を向上させなければならないことがあり得ます。その様な事態に対応するため、必要に応じて追加装着することで、非装甲車両(基準車両:1½救急車)の防護性能を迅速、容易に向上させることが可能な応急装着付加装甲の研究を行っています

先進対艦・対地弾頭技術の研究

我が国の島嶼及びその周辺海域に展開する敵部隊等に有効に対処できる誘導弾用弾頭を研究目標とし、各種艦艇に対処可能なシーバスター弾頭と陸上に展開する部隊等に対処可能な高密度EFP弾頭の研究を行っています。

※EFP : Explosively Formed Projectile(爆発成形弾)

EFI起爆技術の研究

高感度の爆薬を使用しないためより安全に弾頭等を起爆可能なEFI※1と、電気的な制御により多様な起爆方式に対応可能なESAD※2を組み合わせた起爆技術の研究をしています。

※1 EFI : Exploding Foil Initiator(金属箔を使用し爆薬を着火させる点火具)

※2 ESAD : Electronic Safety Arming Devise(機械的な機構を持たず電気的な
制御のみで信管を作動させる装置)

車両用多種環境シミュレータの研究

従来の陸上だけでなく、珊瑚礁等の水際や水上など様々な環境下における水陸両用車両等の陸上車両の機動力を評価するためのシミュレータの研究を実施しています。乗員の操縦性の評価が可能なリアルタイムシミュレーションと時間をかけて精密な車両の挙動を計算するノンリアルタイムシミュレーションの両方が実施可能です。

モジュール型小型高出力ハイブリッド技術の研究

静粛走行、静粛監視及び車両内外への給電を可能とする、装輪車を対象としたパラレル方式のハイブリッド技術について研究を実施しています。本研究は日米共同研究として進めています。

※パラレル方式 : エンジンとモータの両方で車を駆動する方式

滞空型偵察器材の研究

隊員の危険が伴う、地雷原やそれを監視する敵陣地の偵察をより安全に行うため、高精度な自己位置推定機能と精細な地中探査機能を持ち、かつ小型・軽量な滞空型の偵察器材について研究を実施しています。

将来軽量橋梁構成要素の研究

有事や大規模災害などで橋が壊れてしまった場所において部隊を迅速に展開させるために使用する自衛隊用応急橋梁の更なる高性能化を目指して、橋梁の主要構造部に軽量かつ高強度なCFRPを適用するための要素技術について研究を進めています。

※CFRP : Carbon Fiber Reinforced Plastics(炭素繊維強化プラスチック)

主な試験

火力性能試験、防護性能試験

戦車の火力性能、並びに防護性能を確認するために、射撃試験、耐弾・耐爆試験等を実施しています。

射撃試験
耐爆試験

機動性能試験

戦闘車両の機動性能を確認するために、加速試験、最高速度試験、登坂試験等を実施しています。

登坂試験
酷暑地機動性試験

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