NATOカタログ制度について
1.NATOカタログ制度の概要について
NATOは、装備品等に使用されている部品の効率的かつ適切な管理を可能とするため、加盟国間で部品の識別情報を共有できる制度として、1956年からNATOカタログ※制度の運用を開始しました。
この制度は、NATO加盟国以外でもTier1国とTier2国の2つの区分のいずれかに加入することで利用可能となります。
Tier1国は、NATOカタログの閲覧のみ可能となり、Tier2国は、NATO加盟国と同様に、NATOカタログに自国の装備品等で使用されている部品の識別情報を登録することが可能となります。
我が国は、欧州製の装備品等で使用されている部品の補給管理を、より適正かつ効率的に行うため、2011年4月にTier1国として参加、2020年10月にTier2国への昇格に伴い、NATOカタログへ防衛省が保有する装備品等に使用されている国産部品の識別情報の登録を行っています。
※NATOカタログ:NATO加盟国及びTier2国により登録された装備品等に使用されている部品の識別情報が蓄積された共通のデータベース。
2.Tier2国化以降の主な業務について
我が国が2020年10月にTier2国に昇格したことに伴い、NATOカタログに関する業務として主に次の内容を実施しています。
○ 我が国の装備品等に使用されている国産部品の識別情報を登録。
○ 我が国の装備品等に使用されているNATOカタログ制度参加国製造部品で、何らかの理由により我が国しか利用していない部品の識別情報を登録。
○ NATOカタログ制度の参加国が自国の装備品に使用している我が国製の部品の識別情報の登録。
その他、NATO支援調達庁(NSPA:NATO Support and Procurement Agency)からの依頼を受け、NATOカタログに登録する製品等の国内製造者に関する記号(NCAGE Code)の付与・更新等を行っています。
これらの業務を継続することで、我が国の装備品等の情報がNATOカタログ内で着実に蓄積し、利用者であるNATOカタログ制度の参加国が我が国の装備品等の情報に触れる機会が広がるとともに、NATOカタログ制度の参加国が使用している部品の代替品の検討、部品枯渇への円滑な対応や部隊等の現地におけるタイムリーな物品の調達等に対する効果が期待されます。
また、NATOカタログ制度に関する国際会議へ参加することで、同制度の動向を把握するとともに、参加国との良好な関係構築を図り、円滑な業務の推進に努めています。
3.企業関連事項
NATOカタログ制度の参加国が取得した我が国の製品等の情報をNATOカタログに登録する際、各国からの依頼品目に関する細部情報を明確にする必要が生じた場合、防衛装備庁から該当企業に対し、直接確認を行うことがあります。
加えて、次章で述べるNCAGE Codeの申請の際には、記載情報を明確にする必要から、直接確認を行うことがあります。
これらの確認に対するご理解・ご協力お願い致します。
その他、不明な点等がありましたら、このメールアドレスに連絡して下さい。
4.NCAGE Code(NATO製造者記号)について
申請方法については、NATO支援調達庁のウェブサイト(NCAGE Code Request Tool※1)から申請を行います。具体的な手続きに関しては、以下の参考資料内にあります“NCAGE Codeの取得等手続きについて※2”をご参照下さい。
防衛装備庁内で処理したデータはNSPAに送信され、現地での処理が施された後の反映となります。したがいまして、防衛装備庁からNSPAへ送信したデータの反映は通常、翌営業日の午後以降となります。
なお、NCAGE Codeの情報はシステム上、小文字が大文字に変換されて登録されますので、ご承知おき下さい。
その他、NCAGE Codeの取得・更新に関するご相談や、NCAGE Codeに関連するご相談について、このメールアドレスにてお受けしますので、ご活用下さい。
※1 NCAGE Code Request Tool
URL:https://eportal.nspa.nato.int/Codification/CageTool/home
参考資料
(必要な情報を順次更新)
◆お問い合わせ先(NCAGE Code関連)
緊急の場合を除き、電子メールでのお問い合わせをお願いします。
TEL:03-3268-3111(代表)内線:28409
E-mail:[email protected]
5.その他
米国政府が行うSAM登録時の変更に伴うNCAGE Codeへの影響について
2022年4月4日(月)より米国政府のSAM (System for Award Management)による登録手続きにおいて、DUNSからUEI※(SAM)へ変更される旨告知されておりますが、防衛装備庁におけるNCAGE Code の取得手続きに影響はありません。
また、UEI (SAM)は米国政府が付与しており、防衛装備庁が付与しているNCAGE Codeとは異なりますので、SAMに関する細部手続き等ご不明な点は米国政府のウェブサイト(fsd.gov)や(SAM. Gov)をご確認下さい。
なお、NCAGE Codeの取得、更新が完了した後、米国政府が当該情報を反映するまでに、数営業日を要する場合があり、その反映状況については、下記リンク先をご参照下さい。
Commercial And Government Entity Program:https://cage.dla.mil/Search
※UEI: Unique Entity Identifierの略で、企業等がSAMへ登録または変更を行う際に米国政府がその名称及び住所等を確認するために使用するもの
