救難ヘリコプターUH-60Jは、米国の多用途ヘリコプター UH-60Aの航空自衛隊救難機向けの改造機。赤外線暗視装置、気象レーダーや精密な慣性航法装置を搭載しているほか、航続距離が長いので救難可能区域も広く、ほぼ防空識別圏内をカバー、遭難者を生存可能時間内に救助できる区域が広がる、などの特徴を持っています。昭和63年度に3機の調達が開始され、最終的には40機取得の予定です。なお、このうちの5機は空中受油機能が付加され、機体右前方下部にプローブ・アンド・ドローグ式の空中受油装置(プローブ)と、操縦席内に燃料制御パネルが取付けられている。
主要スペック | |
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分類 | 救難ヘリコプター |
乗員 | 5人 |
全幅 | 5.43m |
全長 | 15.65m |
全高 | 5.13m |
エンジン | |
搭載数 | 2基 |
名称 | T700IHI-401C |
性 能 | |
最大速度 | 約144kt |
航続距離 | 約1,295km |