米軍射撃訓練

沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練の分散・実施について

平成8年12月2日、沖縄に関する特別行動委員会(SACO)最終報告では、訓練及び運用の方法の調整として、県道104号線越え実弾射撃訓練の本土への移転が示されました。キャンプ・ハンセンでの県道104号線越え実弾射撃訓練の本土への移転については、平成7年10月に日米間に設置された「実弾射撃訓練の移転に関する特別作業班」における調査・検討の結果などを踏まえ、本土5か所の演習場(矢臼別、王城寺原、東富士、北富士及び日出生台)において分散・実施が可能との技術的検討結果がとりまとめられました。

これを受けて防衛庁(当時)では、それぞれの現地を訪問して協力を要請するなど、移転先地元関係者との折衝を続けた結果、5か所すべての演習場の地元から、分散・実施についての理解が得られました。これにより、防衛施設庁(当時)、陸上自衛隊などによる訓練の円滑な実施と同訓練への地域住民の理解を深めることを主眼とした支援体制の下、平成9年度から訓練が実施されているものであります。

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