7月


【令和5年7月3日(月)】

令和5年度新隊員特技課程「施設」及び一般陸曹候補生課程後期「施設」教育の開始式を実施
 令和5年7月3日(月)、第12施設群(群長・山下拓路 1等陸佐)は、令和5年度新隊員特技課程「施設」及び一般陸曹候補生課程後期「施設」教育の開始式を実施しました。
 式に参加した21名(男子17名・女子4名)の新隊員は、全国各地で実施された令和5年度自衛官候補生課程「前期」及び第20期一般陸曹候補生課程「前期」の共通教育を修了し、そのうち自衛官候補生の隊員は、7月1日付をもって晴れて自衛官(2等陸士)となり、それぞれの駐屯地から本教育を担任する第12施設群(岩見沢駐屯地)に集まりました。
 道内外から集まった隊員達は、まだお互いに顔を合わせたばかりで、着隊時には少し緊張や不安が見受けられたものの、開始式においては、その緊張や不安を感じさせる事なく元気よく申告を行いました。
 群長は訓示の中で、「技術の練磨」「団結」の二点を要望し、施設科は技術集団であり、戦闘においてはもちろん、災害派遣においても、施設科の果たすべき役割・国民からの期待は増加しており、昨今においては、ICT推進による機械力の需要が高まり、ますますの活躍が期待できる職種であるので一人一人が必要な技術を身につけ、施設科の新たな戦力として、諸官らがどの部隊にも引けを取らない団結を築き上げるよう期待すると述べました。
 新隊員は約3ヶ月間、精強な施設科隊員たなるべく、心身を鍛え、有事の際直ちに任務に就くことが出来るよう技術を磨き、プロの施設科隊員を目指し、新たな一歩を踏み出しました。

指揮する隊員 群長より訓示受け①
群長より訓示受け② 開始式記念撮影

【令和5年7月3日(月)~11日(火)】
第302坑道中隊中隊検閲を実施
 令和5年7月3日(月)から7月11日(火)までの間、第12施設群(群長・山下1佐)は第302坑道中隊(中隊長・高野1尉)に対し「施設群に配属された第302坑道中隊の行動」について最後の訓練検閲を実施しました。 
 第302坑道中隊は来年春の部隊改編をもって廃編となります。
検閲開始に当たり検閲官(群長)は「任務の完遂」「信頼の獲得」「安全管理の徹底」の3点を要望しました。
 本訓練検閲7月3日(月)~7月6日(木)までの間を作戦準備期間の行動として、84mm無反動砲の射撃動作点検(GCSS)や学科試験、至近距離射撃(空包)、野外衛生(第1戦救護)を確認するとともに、7日に隊容検査を実施し、隊員の任務の理解度、12・7mm重機関銃の射撃動作、背のう点検、車両点検、装面動作(ガスマスク)、除染等の各動作について練度の判定を実施しました。
 状況が開始されると中隊は当初の任務である「重要施設の防護」のための移動を開始し、到着後迅速に警備態勢を取り翌日の朝まで厳重に警備任務を遂行しました。
 次に第2地対艦ミサイル連隊の支援任務である「SSM坑道式陣地構築とSSM用露天掩壕構築」のため中隊本部が先行班となり上富良野演習場へ前進し、速やかに集結地を占領、中隊長と小隊長(浪花2尉)は、第2地対艦ミサイル連隊と現地調整を綿密に行いました。
 じ後、 主力をスムーズに受け入れました。
また、設計班の4名で露天掩壕の構築支援をするとともに9日夕、坑道班は坑道式陣地構築前に「安全祈願」を実施し、切羽(掘削面)及び主要器材に対し、お浄め行った後に、掘削を開始しました。
 次に「コンクリート1次吹付け」の際、吹付けロボットの不具合が発生したが、これまでの経験を基に、人員での吹付けに切り替えて、作業を継続しました。
 その後は「支保工設置」・「コンクリート2次吹付け」・「ロックボルト打設」の作業を工程どおりに順調に進め所望の時期までに作業を完了させました。
 一方、設計班は新たな坑道式陣地の「地質調査」の為「伐採」・「測量・経始」・「断性波探査」及び「設計図作成」の一連の調査を完了させました。
 第302坑道中隊は平成8年3月に岩見沢駐屯地に発足以来13名の中隊長が引継ぎ、来年3月に28年間の歴史と伝統に幕を下ろすこととなりますが引き続き施設支援能力、戦闘基礎動作、協同連携能力を更に向上させ幕を下ろすその日までいかなる任務も遂行し得るよう日々練磨して行きます。
至近距離射撃(空包)
野外衛生
完結報告(隊容検査) 12.7mm重機関銃試射(隊容検査)
車両の除染(隊容検査) 重要施設警備
坑口の平張覆い 掘 削
ンクリート1次吹き付け(人員による手吹き) SSM用露天掩壕掩体
支保工設置 コンクリート2次吹き付け
ロックボルト打設 任務完了(記念撮影)
安全祈願

【令和5年7月22日(土)】
令和5年度航空機体験搭乗を実施
 令和5年7月22日(土)岩見沢駐屯地(司令・山下拓路 1等陸佐)は、第11飛行隊及び札幌地方協力本部岩見沢地域事務所の協力を得て、航空機(UH-1J)の体験搭乗を実施しました。
 搭乗したのは、自衛隊に協力頂いておりますモニター2名及び自衛隊に興味のある小中高生等18名の皆様で、約15分間岩見沢市街上空のフライトを楽しんでいただきました。
 また、岩見沢地域事務所が設置した、カプセルトイ【ガチャガチャ】くじ付きを実施し、参加された皆様は大いに賑わっていました。
 当日は天候に恵まれ快晴となり、飛行前においては、航空機操縦席に座り記念撮影し、参加された方は「こんな体験なかなかできないので、とても貴重な体験になりました。」と感動していただきました。
 岩見沢駐屯地は今後も自衛隊に対する理解と信頼を深めてもらい、自衛隊入隊へのきっかけになるよう各種イベントを実施していきます。
第11飛行隊による安全教育 募集コーナー①
募集コーナー② ぺりコプターの見学及び写真撮影
ヘリコプターに乗り込む参加者 ヘリコプターから降りる参加者
UH-1J