国土面積の約0.6％しかない沖縄県内に、全国の在日米軍施設・区域（専用施設）の約70％が所在しています。
沖縄防衛局では、沖縄の基地負担を軽減するため、抑止力を維持しながら、沖縄の在日米軍施設・区域の返還等に取り組んでいます。

• 沖縄防衛局管内における主な在日米軍施設・区域（専用施設）

普天間飛行場の移設について

普天間飛行場の移設の概要

• 普天間飛行場の3つの機能^※のうち、1つ（オスプレイなどの運用機能）のみをキャンプ・シュワブに移転
  ^※オスプレイなどの運用機能、空中給油機の運用機能、緊急時における航空機受入機能
• 代替施設は、基地の規模や配備機数など、沖縄の基地負担軽減に資するもの

関連情報・関連リンク

• 環境監視等委員会
• 技術検討会
• 環境影響評価
• 普天間飛行場代替施設について（防衛省ホームページ）

嘉手納飛行場以南の土地の返還（統合計画）の概要

2006（平成18）年、SACOの取組に加えて、日米両政府は、抑止力の維持を図りつつ、地元の負担軽減を進めるため、土地の返還や部隊配置の見直しを含む在日米軍再編の施策を実施する「再編の実施のための日米ロードマップ」を取りまとめました。

2013（平成25）年、在日米軍再編のうち、沖縄県内における土地の返還につき、返還年度を含む返還スケジュールを明記した「統合計画」を日米間で作成。本計画により、沖縄本島中南部の人口密集地に所在する嘉手納飛行場以南の米軍施設・区域のうち、約1,048ヘクタール(東京ドーム約220個分）を超える土地の返還を進めるものです。

注1：時期及び年は、最善の見込みである。これらの時期は、国外を含む移転に向けた取組の進展により遅延する場合がある。
注2：各区域の面積は概数を示すものであり、今後行われる測量等の結果に基づき、微修正されることがある。また、計数は単位（ha）未満を四捨五入しているため符合しないことがある。
注3：追加的な返還が可能かどうかを確認するため、マスタープランの作成過程において検討される。
注4：キャンプ瑞慶覧（西普天間住宅地区）の返還面積については、統合計画において52haとしていたが、実測値を踏まえ51haとしている。
注5：キャンプ瑞慶覧（施設技術部地区内の倉庫地区の一部等）の返還面積については、統合計画において10haとしていたが、2013(平成25)年9月のJC返還合意の返還面積を踏まえ11haとしている。
注6：普天間飛行場（東側沿いの土地、佐真下ゲート付近の土地）、牧港補給地区（国道58号沿いの土地）については、別途の日米合意により前倒しで返還されることとされた。なお、牧港補給地区（国道58号沿いの土地）には、2021(令和3)年5月31日返還のランドリー工場地区分(0.2ha)を含む。
注7：キャンプ瑞慶覧（ロウワー・プラザ住宅地区）については、返還に先立って、緑地ひろばとして一般利用するための準備を進めていくことについて、2022(令和4)年5月にJC合意。緑地ひろばとして一般利用するため共同使用することについて、2024(令和6)年1月にJC合意。同年3月31日に一般利用開始。
注8：JC（Joint Committee）－日米合同委員会
注9：インダストリアル・コリドー南側部分の返還をできる限り早期に行う取組を、段階的返還を考慮することにより行う。

関連リンク

• 沖縄における在日米軍施設・区域に関する統合計画（平成25年4月）（仮訳）（防衛省ホームページ）
• 沖縄における在日米軍施設・区域に関する統合計画（平成25年4月）（英文）（防衛省ホームページ）
• 牧港補給地区の一部土地（国道58号沿い）の返還（平成30年3月、令和3年5月）（防衛省ホームページ）
• 沖縄の基地負担軽減について（防衛省ホームページ）
• 那覇港湾施設の移設について（防衛省ホームページ）
• 再編実施のための日米ロードマップ（防衛省ホームページ）
• 那覇港湾施設代替施設建設事業

SACO最終報告の概要

1996（平成8）年、日米両政府は沖縄県の負担を軽減するため、「沖縄に関する特別行動委員会（SACO）」最終報告を取りまとめ、11件の土地の返還について日米で合意しました。

在日米軍再編に引き継がれた一部を除き、合意された全ての施設・区域を返還しています。

SACO最終報告の概要・進捗状況等

経緯

• • 1995（平成7）年に起きた不幸な事件
  • 沖縄県知事の駐留軍用地特措法に基づく署名・押印の拒否

• 世論の関心が高揚

  • 1996（平成8）年12月、日米間においていわゆるSACO最終報告承認

主な進捗状況

«土地の返還»

«騒音軽減イニシアティブの実施»

• 嘉手納飛行場における遮音壁の設置（2000（平成12）年7月、米軍へ提供済み）
• 嘉手納飛行場における海軍駐機場の移転（2017（平成29）年1月、移駐完了）
• KC-130航空機の移駐（米軍再編として日米間で鋭意協議した結果、15機のKC-130が2014（平成26）年8月26日に岩国飛行場へ移駐完了）

«訓練及び運用の方法の調整»

• 県道104号線越え実弾砲兵射撃訓練（1997（平成9）年以降、本土の5演習場へ移転実施済）
• パラシュート降下訓練（2000（平成12）年8月以降、伊江島補助飛行場において実施済）

関連リンク

• SACO最終報告とは（防衛省ホームページ）
• 北部訓練場の過半の返還・引渡しについて（防衛省ホームページ）

お知らせ

本件に関するお問い合わせ先

沖縄防衛局企画移設整備課
call 098-921-8158
FAX：098-921-8187
沖縄防衛局調達部調達計画課
call 098-921-8213
FAX：098-921-8178