先輩隊員（鴨田裕平） | 防衛省自衛隊東京地方協力本部

防衛省・自衛隊東京地方協力本部　先輩が送るメッセージ

海上自衛隊幹部候補生
（令和２年７月現在）

　私は単に薬剤師としてだけでなく幅広く活躍し、国を越えて薬剤師としての活動がしたかったため自衛隊の薬剤官を目指しました。また、災害派遣を通じて受動的な医療だけでなく能動的な医療の提供ができる点も魅力に感じました。

　今まで私が体験してこなかった規律に準じた生活に最初は戸惑いもありましたが、同期みんなと助け合い、汗を流すといった一種の青春を味わえ、大変楽しみながら生活しています。同期には薬剤科だけでなく一般大学出身者や医官、歯科医官もおり、お互いに刺激を受けながら充実した日々を送っています。

　自衛隊というとどうしても訓練というイメージが強いと思われがちで体力や筋力に自信がないという方も多いかと思います。しかし実際は、日常生活や日々の教務を過ごすうちに筋力や体力は養われるとともに、基本的な教務は座学が主体であるため、体力等に自信がなかった私でも問題なく過ごせています。

　薬学部を卒業して自衛隊の薬剤官になるという道を選ぶ人は多くないと思います。もし私のように薬剤師としてだけでなく、海外を視野に入れた活動や災害派遣を通じた医療の提供がしてみたいと思うのであればぜひ目指してみてはいかがでしょうか。応援しています。