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防衛省・自衛隊東京地方協力本部 隊員コラム

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『シーバス釣りについて』

江東出張所 
吉田2陸曹

 「今日もまた坊主か・・・。」
 坊主といっても毎日職場で顔を合わせるS2曹のことではない、 釣りにおいて獲物を得られなかったことえを『坊主』と呼ぶのである。
 そもそも私がシーバス(スズキ)釣りを始めたのは歳の頃が四十を過ぎたあたりで、 それまで趣味と言えるものはありませんでした。 きっかけは後輩に引率されて行きましたが、 ビギナーズラックで初シーバス!とはならず、 そこから私のシーバス釣りの研究が始まりました。
 釣りは普通科が行う作戦行動と一緒でまずは図上研究から入ります。 敵(魚)は何処にいるのか?ポイントの近くに駐車場はあるのか? 攻撃目標が決まればこちらの武器となる竿やリールといった装備を準備し、 作戦当日の気象、潮の干満を考慮し時間を設定、 現地では海の状況を偵察し餌の代わりとなるルアーを選択、 そしていざ攻撃に・・・!察しの通りこちらの予想に反することが殆どで、 坊主の時は一人反省会を実施し釣れない原因を追究します。 いつも私の出す答えは、釣り方が悪いのでは無く 『そこに魚がいなかった』という結論にいたるのです。 しかしながら時にはこちらの予想に大きく反して大物を釣り上げる事も。
 釣りにハマる理由は釣り上げた時の高揚感に尽きると思います。 そして私はさらなる興奮を求め朝日を見ながらこうつぶやくのです。
「今日もまた坊主か・・・。」