熊本地本所属予備自衛官が方面優秀隊員に選考
教鞭の傍ら予備自衛官招集訓練に参加
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 1等陸佐 笹島 昭佳)所属の衛藤俊予備3等陸曹(以下「衛藤予備3曹」)が、西部方面隊の精強化に貢献した功績により、令和5年度方面優秀隊員表彰を受賞した。
衛藤予備3曹は、平成19年7月予備自衛官補(一般)に採用され、採用後は、訓練に積極かつ精力的に取り組み、約半年で50日間の訓練を修了し、平成19年12月に予備自衛官として任官、熊本地本における公募予備自衛官の先駆けとなった。
災害派遣では、令和2年7月の豪雨災害招集に応じ、被災地、被災者の早期復旧を目指し、積極的取り組み、他の予備自衛官の士気向上及び任務完遂への原動力として活躍した。
また、平素は現役の高等学校教諭であり、予備自衛官として招集訓練に参加する姿や災害派遣等の体験談を語ることで、職場の同僚、生徒及び保護者に対し、予備自衛官等制度の理解促進に大きく貢献している。
令和6年2月11日(日)、西部方面総監主催による招待行事が挙行され、衛藤予備3曹に対し西部方面総監から顕彰盾及び記念品が授与された。衛藤予備3曹は、「周りの方々のご理解と協力があり、学校行事等と招集訓練の両立ができているので、感謝の気持ちを忘れず、引き続き予備自衛官等制度の理解促進に貢献し、公私ともに全力を尽くしてまいります。」と話していた。
自衛隊熊本地方協力本部では、今後も、予備自衛官の出頭環境の整備に努めるとともに、衛藤予備3曹に続く優秀隊員が輩出されるよう予備自衛官等制度の充実に努力する所存である。