親子で予備自衛官5日間招集訓練に参加
父は最終任期満了退職に伴う総監顕彰、息子は節目の本部長表彰受賞
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 1等陸佐 𣘺本 賦)は、令和5年3月3日(金)から3月7日(火)までの間、西部方面システム通信群が担任し、健軍駐屯地で実施された熊本県内における今年度最後の予備自衛官5日間招集訓練を支援した。
今回の訓練は天候にも恵まれ、射撃検定、体育訓練、救急法及び野外衛生、通信器材の取扱い、ガンハンドリング等、訓練担当部隊の綿密な計画のもと、予定どおり整斉と実施された。
また訓練2日目には、永年勤続者表彰式が実施され、本部長から勤続30年以上の2名に防衛大臣表彰を、勤続20年以上の1名に陸上幕僚長表彰を伝達し、勤続5年以上の9名に熊本地方協力本部長表彰を授与するとともに、令和5年3月に最終任期満了を迎える3名に西部方面総監顕彰を伝達した。
表彰者の中には「親子で予備自衛官」の方もおり、西部方面総監顕彰を受賞した父親の地下(じげ)一郎予備2等陸尉は「現職から数えて約45年、まだまだ予備自衛官としてやれる自信はあるが、あとは息子に託します。」と述べ、熊本地方協力本部長表彰を受賞した息子の優紀予備陸士長は「これからは父親の分まで頑張ります。」と話していた。
表彰式後、本部長との記念撮影の際には、めったにない親子での受賞に他の受賞者からも「おめでとう」という賛辞と拍手が送られていた。
自衛隊熊本地方協力本部では、今後も予備自衛官の方々との親身な出頭調整と、雇用企業様に対する予備自衛官等制度への理解の獲得に努め、全員が最終任期まで勤務できるような環境を醸成し、訓練参加を促進していく。