令和4年7月採用予備自衛官補辞令書交付式を実施
それぞれの志を持って!予備自衛官への第一歩!
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 1等陸佐 𣘺本 賦)は、令和4年7月2日(土)、北熊本駐屯地「北熊館」において、令和4年7月1日付で採用された予備自衛官補の辞令書交付式を実施した。
予備自衛官補制度は、主として自衛官未経験者を予備自衛官補(一般・技能)として採用し、一般3年以内に50日、技能2年以内に10日の教育訓練に参加し、必要な知識・技能を修得した後、予備自衛官として任用される制度で、近年では令和2年の新型コロナウイルス感染拡大防止や熊本豪雨災害に係る災害派遣活動において予備自衛官補出身の予備自衛官が活躍したことからも注目されている制度である。
当日は、一般13名、技能1名のそれぞれの区分で採用された予備自衛官補が辞令書交付、宣誓の後、本部長講話、制度についての説明を受けた。
辞令書交付式の予行では、不慣れな行動に戸惑い、緊張している様子がうかがえたが、いざ本番では皆一様に初めてとは思えない、きびきびとした動作を見せていた。
また、本部長から各人に辞令書が手渡され、一人一人に「よろしくお願いします。」と声をかけられると、さらに引き締まった表情になり、続く「宣誓」では全員でしっかりとした口調で宣誓を読み上げるなど、意識の高さが感じられた。
引き続き「自衛隊の概要」について本部長講話が行われ、皆、これまで知らなかった自衛隊の活動の話に真剣なまなざしで興味深く耳を傾けた。
すべての行事が終了し、参加者の一人は「今日、教育訓練の日程表をいただいたので、早く参加し、様々な経験をしたい。」と話していた。
自衛隊熊本地方協力本部では、今後も、予備自衛官補との親身な教育訓練の出頭調整等に努め、「一日でも早く、一人でも多く」予備自衛官が誕生するよう努めていく。