熊本地本所属予備自衛官が方面優秀隊員に選考
―40年間予備自衛官5日間招集訓練皆勤賞―
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 1等陸佐 𣘺本 賦)所属の松本明雄予備陸曹長(以下「松本予備曹長」)が、西部方面隊の精強化に貢献した功績により、令和3年度方面優秀隊員表彰を受賞した。
松本予備曹長は、自衛隊任期満了退職とともに昭和56年3月15日の予備自衛官に志願し、採用以来40年間にわたり毎年欠かさず招集訓練に出頭(総出頭日数195日)した。招集訓練においてはベテランの予備自衛官のみならず若い隊員からも人望を集め、世代間の取りまとめ役として活躍した。また、平素は小国町議会議員を3期務めており、地域住民と自衛隊の懸け橋として防衛意識の高揚に貢献するとともに、募集相談員としても良質な隊員の入隊にも寄与している。
令和3年度方面優秀隊員は、西部方面総監主催による招待行事が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となったため、西部方面総監の委任を受けた熊本地本長主催の招待行事が、令和4年3月24日(木)に熊本地方合同庁舎A棟1階大会議室において挙行され、ご夫人同伴で参加された松本予備曹長に対し、熊本地本長から顕彰盾及び記念品が授与された。
授与後、西部方面総監の祝辞ムービーを鑑賞した松本予備曹長は、「予備自衛官として地道に訓練等にまい進してきた甲斐があった。予備自衛官は来年3月で上限年齢による任期満了退職を迎えるが、引き続き予備自衛官の制度普及や熊本地本の任務達成に貢献したい。」と話していた。
自衛隊熊本地方協力本部では、今後も、予備自衛官の出頭環境の整備に努めるとともに、松本予備曹長に続く優秀隊員が輩出されるよう予備自衛官等制度の充実に努力する所存である。