令和3年12月採用予備自衛官補辞令書交付式を実施
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 1等陸佐 𣘺本 賦)は、令和3年12月19日(日)、北熊本駐屯地「北熊館」において、令和3年12月18日付で採用された予備自衛官補の辞令書交付式を実施した。
予備自衛官補制度は、主として自衛官未経験者を予備自衛官補(一般・技能)として採用し、所定の教育訓練を経た後、予備自衛官として任用する制度で、災害派遣活動における予備自衛官補出身の予備自衛官の活躍で、近年注目されている制度である。昨年7月の熊本豪雨災害においては、予備自衛官補出身の予備自衛官12名が災害招集に出頭し、他の予備自衛官等とともに災害廃棄物の除去、支援物資の運搬、巡回診療支援等の任務で活躍した。
当日は、一般の区分で採用された予備自衛官補3名が参加し、辞令書交付、宣誓、制度説明、体験喫食等を行った。
予行では、初めての自衛隊の行動に戸惑い、緊張している様子がうかがえたが、いざ本番では皆一様に初めてとは思えないきびきびとした動作を見せていた。
また、本部長から各人に辞令書が手渡しされ、一人一人に「頑張って」と声をかけられると、さらに引き締まった表情になり、意識の高さを感じた。
制度説明後の体験喫食では、まず隊員食堂の広さに驚き、次におかずの多さに驚き、「ボリューム凄いですね。」と言いながら、全員きれいに平らげていた。
すべての行事が終了し、参加者の一人は「早く教育訓練に参加し、様々な経験をしたい。」と話し、早速1月の教育訓練参加の希望を申し出ていた。
自衛隊熊本地方協力本部では、今後も、予備自衛官補との親身な教育訓練の出頭調整等に努め、「一日でも早く、一人でも多く」予備自衛官が誕生するよう努めていく。