3大学防災減災教育
~自衛官から学ぶ防災ライフハック術~
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 1等陸佐 矢野 秀樹)は、令和8年6月20日(土)、熊本保健科学大学で「3大学防災減災教育」を実施した。
本教育は、大学生に対し、防災、減災に関する知識及び技能を体験的に学ぶ機会を提供し、災害時における自助・共助の重要性について理解を深めてもらう事を目的として実施したものである。
教育でははじめに全般説明を行いその後、熊本地方協力本部募集課長である宇都2等空佐による防災講話を実施した。講話では、「災害時における自衛隊の対応」をテーマに人命救助、生活支援、物資輸送等の活動について説明した。巨大地震などの災害に直面した際の考え方や行動についても説明し日ごろからの備えと構えの重要性を伝えた。
各種教育では、災害時に役立つロープワーク、救急法、土のう作成を実施した。
ロープワークでは、4種類の結び方を実施し学生たちは隊員の説明を受けながら実際にロープを手に取り、日常生活や災害時に役立つ結索要領を学んだ。
また自衛官が使用する約25kgの背のう体験では装備品の重さを体験し「任務にあたる自衛官の負担を実感することができた」との声を聞くことができた。
救急法では、自衛隊車両である救急車について説明を行い、救護活動の概要を紹介した。
止血法では、指圧による止血、止血帯を使用した止血要領、脈の探し方及び測り方などを実施し、応急処置の基本を確認した。
搬送要領では、徒手搬送を1人から3人で行う方法を体験した。学生たちは傷病者の状態に応じた搬送方法を学び、互いに声を掛け合いながら元気よく取り組んだ。また、応急担架では身の回りにある棒や毛布を使用して担架を作成し、搬送までの流れを体験した。
また水害時に活用できる土のう作成、積み上げ体験を行い、班ごとに協力して真剣に取り組んだ。
装備品展示では、弾薬運搬車、炊事車、野外通信システム、エンジンカッター等を展示しそれぞれの役割について説明した。
今回の教育を通じ、学生たちは災害時に自分自身や周囲の人を守るために必要な知識と技術を学ぶとともに、自衛隊の災害派遣活動に対する理解を深める貴重な機会となった。
自衛隊熊本地方協力本部は、今後も関係機関及び地域の皆様との連携を深め、防災意識の向上及び自衛隊の活動に対する理解の促進に資する活動を継続していく。