令和6年7月採用予備自衛官補辞令書交付式を実施
~それぞれの志を持って!予備自衛官への第一歩!~
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 1等陸佐 笹島 昭佳)は、令和6年7月10日(水)、熊本地方合同庁舎において、令和6年7月1日付で採用された予備自衛官補の辞令書交付式を実施した。
予備自衛官補制度は、主として自衛官未経験者を予備自衛官補(一般・技能)として採用し、一般は3年以内に50日、技能は2年以内に10日の教育訓練に参加し、必要な知識・技能を修得した後、予備自衛官として任用される制度で、今年1月に発生した能登半島地震、令和2年の新型コロナウイルス感染拡大防止及び熊本豪雨災害等に係る災害派遣活動において予備自衛官補出身の予備自衛官が活躍したことからも注目されている制度である。
当日は、一般で採用された8名の予備自衛官補が辞令書交付、宣誓、制度説明等に参加した。
辞令書交付式の予行では、初めての自衛隊の行事に戸惑い、緊張している様子がうかがえたが、本番では皆一様にきびきびとした動作を見せていた。
また、本部長から各人に辞令書が手渡しされ、一人一人に「よろしくお願いします。」と声をかけられると、さらに引き締まった表情になり、続く「宣誓」では全員でしっかりとした口調で宣誓書の文言を読み上げるなど、意識の高さが感じられた。
さらに予備自衛官補の制度説明では、予備自衛官任用までの流れ及び教育訓練参加時の予備知識等を真剣に聞く姿が見られた。
40代の参加者からは「今年から上限年齢が緩和され、憧れていた予備自衛官への第一歩を踏み出すことができました。仕事と訓練の両立は厳しいですが予備自衛官への任用を目指し頑張りたいです。」と力強く話していた。
自衛隊熊本地方協力本部では、今後も、予備自衛官補との親身な教育訓練の出頭調整等に努め、「一日でも早く、一人でも多く」予備自衛官が誕生するよう努めていく。