臨時勤務を終えて
勤務先・階級氏名:熊本募集案内所・陸士長 平岡 花菜
私は、令和6年4月1日から6月30日までの間、リクルータとして、熊本募集案内所で勤務させていただきました。約3ヶ月という長い期間を受け入れてくださった熊本地本の方々や、快く送り出してっくださった部隊の方々には大変感謝しています。私自身、受験から入隊まで広報官の方には大変お世話になっており、リクルータという形で一緒に勤務することができ、とても有り難いと感じる3ヶ月間になりました。
リクルータとして主に行った業務は、母校訪問、学校の説明会、市街地でのティッシュ配り、イオンやゆめタウン、駐屯地の記念式典やフェスなどでのブース勤務です。
学校の説明会は、最初はとても緊張していて、何を話そうか、どう伝えたら興味を持ってもらえるか悩んでいましたが、私の不器用な自己紹介を学生の皆さんはとても真剣に聞いてくださり、私もだんだん緊張がほぐれてきて、私自身が自衛隊生活で経験し楽しかったこと、大変だったこと、きつかったこと、やりがいを感じた時のことなどを話すことができました。
また、新水前寺駅でティッシュ配りをした際には、受け取ってくれた高校生が私のことを覚えてくれていて、学校での自衛隊説明会の際に「ティッシュありがとうございました!」と声をかけてくださりとても嬉しかったです。また下通りで買い物をしているときも「自衛隊の方ですよね!」と声をかけてくださり、誇らしい気持ちになりました。
母校訪問では、高校3年時に大変お世話になり、最後の最後まで私のことをサポートしてくださった、担任の先生に挨拶することができ、「成長したね」とお言葉をいただき、進路に自衛官を選択して間違いなかったなと感じました。
私がこの3ヶ月で大変ながらやりがいを感じたのは、商業施設や駐屯地の記念行事、フェス等で行った広報活動です。特に、商業施設では多くの方が行き来するため、どうしたら自衛隊について興味を持ってもらえるか、どうしたら自衛隊のネガティブなイメージを変えられるかを主に考えながら勤務に就きました。
しかし、駐屯地の記念行事やフェス等で行う広報活動では、商業施設等で行うものとは違い、沢山の方々が来ます。その方々と楽しく会話する中で、様々な質問に私自身が経験して学んだことを交えてお話しし、自衛隊のネガティブイメージを変えることができたと思います。ブースに来たこども達と一緒に缶バッジを作ったり、ガラポンで遊んだりして、最後は「ありがとう!」と言ってもらえて、凄く嬉しかったです。私の話を聞いてくださった方々が少しでも多く自衛隊に興味を持ち、自衛隊を志願してくださることを切に願うばかりです。
今回3ヶ月間のリクルータとして貴重な広報業務に携わることができ、広報活動の大変さ、難しさ、やりがい及び楽しいことをたくさん学ぶことができました。喋るのが大好き、熊本が大好きで今県外で勤務している私にとって、この仕事は天職でした。陸曹になって次は広報官として熊本地本に必ず戻ってきます!
最後にたくさんの経験をさせてくださった、各広報官の方々、熊本地本の方々、本当にありがとうございます。ここで出会えた方々との御縁を大切に、この経験を忘れることなく、これからの自衛隊生活や人生に活かし微力ながら部隊でも募集・広報活動を行いたいと思います。
3ヶ月間本当にありがとうございました。