高等工科学校2次試験
~中学生が慣れない面接に奮闘~
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 1等陸佐 笹島 昭佳)は、令和6年1月27日(土)、健軍駐屯地において陸上自衛隊高等工科学校一般2次試験を実施した。
同校は、普通科高校と同等の教育を受けるとともに陸上自衛隊の教育・訓練などを通じて将来陸上自衛隊の中核となる自衛官を育成する学校であり、試験当日は県内の中学校から1次試験を無事突破した多くの学生が会場へと集まった。
やはり、中学生ということもあり、周りが知らない大人かつ陸・海・空自衛隊の隊員であることに最初は緊張している面持ちであったが、ちょうど同年代の子供を持つ地本部員が多いため、自身の子供を見るかのような優しい対応で接していると次第に緊張も解け、年相応の溌溂とした笑顔になっていった。
2次試験は身体検査と口述試験(面接)の2部構成となっており、口述試験では慣れないどころか人生初の面接という受験生もおり、面接会場の扉をなかなか叩けずにいる受験生も。大きく深呼吸する子、扉の前をグルグル回る子、ノックの素振りをする子などそれぞれに緊張をほぐし「失礼します!」と大きな声を出して入室していた。
ある受験生は、「小学生の頃から高等工科学校に入りたかった。最初は親にびっくりされたけど、いっぱい説得して今は応援してくれている。これからの生活に不安はあるが、楽しみの方が大きい。」と話し、将来の夢を活き活きと語る様子が眩しかった。
熊本地本は、一人でも多くの入隊・入校者を確保するため、本部長要望事項である「燃やせ、情熱」「深めよ、連携」の通り、情熱のこもった募集広報と積極的な連携で令和5年度の募集目標達成のため邁進する。
(募集課企画班長 中村事務官)