航空自衛隊合格者研修ツアー
~緊張半分・期待半分~
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 1等陸佐 笹島 昭佳)は、令和6年1月27日(土)、航空教育隊の協力を得て令和5年度航空自衛隊、自衛官候補生・一般曹候補生合格者(14名)及び保護者等(8名)に対し、航空自衛隊防府南基地研修を実施した。
全国的に冷え込み、九州各地でも道路凍結などの被害が発生していたため、交通障害など不安な要素が多くあったが、研修当日の朝は冷え込んだものの、通行止め、道路凍結などはなく、絶好の研修日和となった。
熊本県から研修先である防府南基地までは高速道路を使用しても片道約4時間の道のりであり、計画時点では「到着する頃には皆疲れ果てているかもしれない」という不安もあったが、予想外に車内や休憩時間等で合格者同士が同じ境遇ということもあり会話も弾み、基地到着時は元気よくバスを降りていた。
到着後、航空教育隊についての概要説明、入隊後の教育についての説明を受け、隊員食堂において体験喫食を実施した。体験喫食では、栄養満点で温かい食事に保護者も含め笑顔で「すごくおいしい」と喜ばれていた。
その後行われた施設研修では、入隊後に実際に使用する浴室や居室にあるベッドなどの寝具や洗濯場などの生活空間を研修し、綺麗に整頓され清掃が行き届いた室内に保護者は感動していたが、合格者は「いつもこんな綺麗にしているんですか・・・?」と入隊後は自らが整理整頓しなければならないため、少し複雑な表情をしていた。
最後に、航空教育隊の教官との懇談が設けられ、普段の生活や外出等に関する質問が飛び交い、合格者らは抱えていた不安を解消していたようだった。
参加した保護者からは、「これから息子がお世話になる場所を見ることができて安心した。このような企画を行ってくださった事に感謝したい。少しさびしくなるが、これからも息子と自衛隊を応援したい。」合格者からは「実際に生活する場所を見学でき安心した。入隊意欲が強くなった」との感想を聞くことができ、本研修により不安は、解消された様子であった。
熊本地本は、一人でも多くの入隊・入校者を確保するため、本部長要望事項である「燃やせ、情熱」「深めよ、連携」の通り、情熱のこもった募集広報と積極的な連携で令和5年度の募集目標達成のため邁進する。