海自合格者研修
~不安感の払しょくと期待感の高揚を図る~
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 1等陸佐 笹島 昭佳)は、令和6年1月14日(日)、海上自衛隊佐世保地方総監部及び佐世保教育隊の協力のもと、令和5年度海上自衛隊合格者研修を実施した。
研修当日は、朝から冷え込んだものの、雲一つない晴天で絶好の研修日和となった。受付には朝早くから合格者や保護者が集まり、研修を心待ちにしている様子であった。また、年末に実施した合格者に対する説明会の成果か合格者同士の繋がりができている様子も見られ、早くも同期の絆を感じられた。
研修は合格者が約4か月間寝食を行う佐世保教育隊の見学から始まり、教育隊司令(1等海佐 井上 貴嗣)からの概要説明、居住区やプールなどの施設見学を行った。陸上自衛隊以外の基地に入ることが初めての参加者が多く、海沿いに立地し、すみずみまで清掃の行き届いた敷地、施設に皆感動している様子であった。
続いて佐世保市内へ移動し、岸壁に停泊中の護衛艦「きりさめ」の見学を行った。見学では、食堂や居住区、艦橋の見学を行うとともに、海上自衛隊の任務や艦内生活、艦の職種について説明、質疑応答が行われた。
熊本へ戻ってきた後、参加した保護者の方から「このような機会を企画してもらい、感謝します。今から息子を預ける親としてはこれ以上に安心して預けることができる職場はないと思う。これからよろしくお願いします。」との言葉を頂き当初抱えていた不安感を払しょくすることができたと本研修の成果を感じることができた。
熊本地本は、一人でも多くの入隊者を確保するため、本部長要望事項である「燃やせ、情熱」「深めよ、連携」の通り、情熱のこもった募集広報と部隊との積極的な連携で令和5年度の募集目標達成のため邁進する。