令和5年度統一期自衛官候補生試験
~自衛官の道へ一歩前進~
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 1等陸佐 笹島 昭佳)は、令和5年9月22日(金)から28日(木)にかけて、北熊本駐屯地において令和5年度第3回自衛官候補生採用試験を実施した。
試験は面接試験と身体検査とで構成されており、各日、受験生は朝早くから会場となった北熊本駐屯地体育館へ集い、面接の緊張と不安からピリピリとした空気の中、一緒の高校から来た友人と話したりスマートフォンを覗くなどして、各々緊張と不安を和らげていた。
いざ面接がはじまると受験生は若さ溢れる活き活きとした表情で面接官へ挨拶し、面接会場へ入っていった。会場の中からは自衛官を目指したきっかけや学生時代に培った部活動などの経験を緊張しながらも一生懸命に面接官へ答える声が聞こえていたが、終盤頃には慣れてきたのか時折笑い声が上がる会場もあった。
面接終了後の受験生は緊張も解け、安堵感からか笑顔が見えていた。
1週間に亘る試験で約200名近くの受験生が不安と緊張の中、試験を実施した。受験生の一人は面接の中で、「自衛官になることが小さいころからの夢であった。熊本地震の際、家が倒壊し、避難所生活を余儀なくされた際、陸上自衛官の方に優しくしていただいた時からずっと憧れです。」と受験動機を語り、自衛官になるという確固たる意志と夢実現への大きな一歩を踏み出していた。
熊本地本は、一人でも多くの合格者を確保するため、本部長要望事項である「燃やせ、情熱」「深めよ、連携」の通り、情熱をもった熱いフォローと積極的な連携で令和5年度の募集目標達成のため邁進する。
(募集課企画班長 中村事務官)