防衛大学校・防衛医科大学校説明会
~募集対象者と保護者が集う~
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 1等陸佐 笹島 昭佳)は、令和5年8月27日(日)、高校生及びその保護者を対象に防衛大学校・防衛医科大学校説明会を実施した。
本説明会は、防衛大学校、防衛医科大学校を目指す募集対象者及び保護者へ同校の概要説明や卒業生の体験談を通じて志願意欲の向上と不安点の解消を目的として実施した。
防衛大学校概要説明では、現役で防衛大学校自動車工学科にて教鞭をとる山川教授を招へいし、防衛大学校における教育内容や訓練内容について詳しく説明した。
山川教授による模擬授業では、「電気自動車は環境にやさしいのか」と題し、高校生にもわかりやすく図解や動画を交えて授業を行った。その中で、「ハイブリッド自動車と電気自動車、水素自動車が燃料から道路に出るまで(Well-to-Wheel)でどれだけの環境負荷があるのか」や「電気自動車は走行時にはCO2は発生しないが、車体に充電する電気を生産する際にどれだけのCO2が発生するかを考えると本当の『環境にやさしい車』とはどういうものか」等の解説を行い、参加者は防大生になった気分で熱心に聞き入っていた。模擬授業の後、防衛大学校卒業後、北熊本駐屯地第8特殊武器防護隊で勤務する内山2尉による体験談発表を行った。
その後、参加者を入れ替えて防衛医科大学校説明会へ移行し、自衛隊熊本病院において内科医官として活躍する大原2尉を招へいし、概要説明や個別相談を実施した。
医学科概要説明において、大原2尉の当時の学生時代の思い出などを語りつつ、現在研修医期間が終わって部隊勤務を行っている自身の経験等を説明した。また、医学科で切磋琢磨した同期が今どのような勤務場所にいるか、そして先輩が海外において活躍していることを紹介すると参加者は目を輝かせていた。
個別相談では、熱心な医学科希望者が大原2尉の元に集まり、質問を投げかけており、志願意欲の高さを感じた。参加者からは、「今回、現役医官の話を聞けて良かった。勉強は本当に大変だと思うけど一生懸命頑張ります。」と前向きな話を聞くことができた。
熊本地本は、一人でも多くの合格者を確保するため、本部長要望事項である「燃やせ、情熱」「深めよ、連携」の通り、情熱をもった熱い募集広報、積極的な連携で令和5年度の募集目標達成のため邁進する。