募集広報所感文
勤務先・階級氏名:熊本募集案内所・海士長 高田 優海
私は、令和5年5月17日(水)から7月21日(金)までの間、熊本募集案内所にてリクルータとして勤務させていただきました。約2か月という期間受け入れてくださった熊本地本の方々や快く送り出してくださった部隊の方々には大変感謝しています。
地本での主な活動として、サテライト勤務や各高校への説明会などに携わりました。下通りサテライトブースでの勤務は、自衛官として生の声をお伝えできるチャンスであり、小さな子供からご年配の方々まで広く自衛隊の仕事や魅力についてお伝えすることができました。自衛隊に対する世間の印象は「厳しそう」「きつそう」などネガティブな印象を持たれがちでしたが、自衛官となった私の経験をお話しすると、実際には「やりがいと強い誇りを持てる仕事」と多くの方に理解していただくことができました。
また、熊本県には海上自衛隊の基地がなく、海上自衛隊の制服や迷彩服を見慣れない様子で、沢山の方の関心が集まりました。私たちにとっては当たり前だったものが、「かっこいい」や「私も海上自衛官になってこの制服を着たい」などの励みになるお言葉を多く頂き新鮮な気持ちになりました。
今回約2ヶ月という臨時勤務で、部隊勤務では経験のできない貴重な時間を過ごせました。説明会では、2年前に私自身が高校生だった頃を思い出しながら、自衛隊のどういったところに興味を抱くのか、どういうところが魅力的なのかを学生目線に立ち説明することを心掛けたことで初心に帰ることができ、自衛隊という組織により一層理解を深めることができました。さらに、多くの方から自衛隊に対し応援や労いのお言葉をかけていただき、より一層自衛官としての使命感や責任感を自覚しました。部隊へ戻った後も今回の経験を活かし、自衛官としての職務を遂行し初心を忘れず任務を全うしたいと思います。