新隊員教育訓練を見学
~新隊員の成長した姿に感動~
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 1等陸佐 笹島 昭佳)は、令和5年6月7日(水)、新隊員の保護者に対し、第42即応機動連隊新隊員総合訓練見学を実施した。
本見学は、新隊員のフォロー施策のために第42即応機動連隊新隊員教育隊の協力を得て実現したもので、参加される保護者はみな、出発前から「うちの子大丈夫かな」や「どれだけ成長したのかな」と不安と楽しみが入り混じる表情であった。
当日は曇り空であったが、時折吹く風が心地よい見学日和となった。しかしながら、前日の雨でぬかるんだ訓練場において泥だらけになって訓練を行う新隊員にとっては訓練最終行程における最大の山場となった。
訓練では、分隊を2つの班に分け、陣地を攻めるという想定の下、訓練を行った。その分隊を追う形で見学を実施し、新隊員とは思えないチームワークで訓練場に設置された各種遮蔽物を活用した前進と最後に大きな掛け声とともに突撃する姿に保護者は感動を隠せない様子であった。
訓練終了後、泥と汗だらけの新隊員の表情は、総合訓練の過酷さとそれに勝る達成感で晴れやかな笑顔であった。保護者からは、「自衛官候補生の始業式ではまだまだ子供の顔つきだったわが子が、今日見た時は【自衛官】の顔つきになっていた。」や「自分の子があんなに大きな声を出せるのかとびっくりした。今度帰った時には元気が出る料理を用意してあげよう。」とわが子の成長に感動している様子であった。
熊本地本は、入隊後の丁寧なフォローを欠かすことなく、本部長要望事項である「燃やせ、情熱」「深めよ、連携」の通り情熱をもった熱い募集広報、部隊と地本という垣根を超えた積極的な連携で令和5年度の募集目標達成のため邁進する。
(募集課企画班長 中村事務官)