第68回恋龍祭(みなまた港フェスティバル)
―水俣に陸・海・空自衛隊が集結―
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 1等陸佐 笹島 昭佳)は、令和5年5月27日(土)、28日(日)の両日、エコパーク水俣において水俣商工会議所が主催する「第68回恋龍祭(みなまた港フェスティバル)」を支援した。
恋龍祭は昭和31年、水俣港が貿易港に指定されたのを機に「みなまた港まつり」として開催されるようになった。水俣港に艦艇が入港するほか、様々なイベントを同時開催し、名称を変えつつも長年開催されている水俣市最大級のイベントである。
当日は天候に恵まれ、会場は多くの来場者で賑わい、自衛隊からは陸海空の装備品等が集結した。
陸上自衛隊は、西部方面隊特科連隊第1大隊(北熊本駐屯地)の155mm榴弾砲FH70の展示及び西部方面音楽隊(健軍駐屯地)の音楽演奏。海上自衛隊は、補給艦「はまな」(佐世保基地)の一般公開及び佐世保地方総監部広報推進室のブルーマリンオペレーションによる広報活動。航空自衛隊は、第5航空団第305飛行隊(新田原基地)所属のF-15による飛行展示及び西部高射群第8高射隊(高良台分屯基地)の地対空誘導弾ペトリオットの展示といった普段は目にする機会がない装備品等を披露した。また、広報ブースでは、自衛隊の各種活動のパネル展示やオリジナルグッズが当たるガラポン抽選会、制服の試着や缶バッジ作成体験等を行い、来場者の自衛隊に対する理解を深めた。
イベント中は「恋龍祭には毎回来ているが、こんなに大きい艦艇は初めて見た」「戦闘機は迫力があってカッコイイ」と自衛隊の装備品に感激する来場者の姿が見られた。
27日夜には花火大会も催され、「はまな」の電灯艦飾が花火の彩りに華を添え、来場者を魅了した。
自衛隊熊本地方協力本部は、引き続き地域の活動に積極的に参加し、地域の皆様に自衛隊を身近に感じてもらい、自衛隊に対する理解促進、認知度向上、募集活動に邁進していく所存である。