熊本県と協力して自衛官募集をPR!!
~令和5年度熊本県自衛官募集会議~
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 笹島 昭佳 1等陸佐)は、5月24日(水)、熊本県が主催する令和5年度熊本県自衛官募集会議へ参加するとともに、会議参加者を対象とした部隊研修を実施した。
熊本県自衛官募集会議は、自衛官募集事務を行う県内市町村職員及び募集相談員の参加者97名に対して、募集業務及び自衛隊に関する概要説明を実施し、自衛官募集の現状認識を深化するとともに各自治体等と自衛隊との関係の維持強化を目的として実施されたものである。
会議は熊本県庁で行われ、はじめに県庁の担当職員が募集事務の状況についての説明を行い、続いて熊本地本が自衛隊の任務及び各種活動紹介、自衛官募集の案内及び募集事務の事務処理要領等について説明を実施した。
会議終了後は、高遊原分屯地に場所を移し、当初、西部方面航空隊長兼高遊原分屯地司令である中尾 国保1等陸佐の挨拶ならびに広報科長による高遊原分屯地及び航空隊の概要説明を受けた後、西部方面航空隊の支援を得て、ヘリコプター機上研修、施設、装備品及び生活環境研修を実施した。ヘリコプター機上研修においては、西部方面ヘリコプター隊第3飛行隊の支援により、CH-47JAでの約20分のフライトを行った。当日は晴れ渡る空の中、分屯地近隣をフライトし、機上の参加者は遠く天草島原方面の景色まで眺めることが出来た。施設研修においては、西部方面管制気象隊の施設を訪れ、管制気象業務の説明に参加者は熱心に耳を傾けていた。また、装備品研修ではCH-47JAの他に、消火能力が高い5000立級救難消防車IB型(ストライカー)を間近で見学し、普通の消防車よりも非常に大型で特殊な装備に目を見張っていた。生活環境研修では、食堂、浴場及び営内等を案内して隊員が普段集団生活を行っている様子を感じてもらうとともに、厚生班や健康管理室の充実した福利厚生には高い関心が寄せられていた。見学途中において参加者から多くの質問を受け、今後、各自治体等から多くの志願者を獲得できる期待を感じた。
研修を終えて、市町村職員からは「充実した研修に参加できて良かったです。」との感想や、募集相談員からは「今回の研修を通して知り得た知識を活用して、自衛隊に興味のありそうな学生等に受験を提案しやすくなります。」等の言葉を頂いた。
熊本地方協力本部は、今後も様々な機会を通して、自衛隊に関する理解促進と更なる募集基盤の拡充を図るため、本部長要望事項である「燃やせ、情熱」「深めよ、連携」の通り情熱を持った熱い募集広報を肝に銘じ、熊本県をはじめ各自治体そして募集相談員との緊密な連携で令和5年度の募集目標達成のため邁進する。