防衛医科大学校合格者研修
熊本病院で先輩医官と懇談
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 1等陸佐 𣘺本 賦)は、令和5年3月16日(木)、令和4年度防衛医科大学校最終合格者及びその保護者を対象に熊本病院研修を実施した。
本研修は、入校前に合格者及び保護者に対し、熊本病院の研修を行うとともに病院で勤務する医官と懇談を行い、防衛医科大学校での体験談等を通じて防衛医科大学校のイメージを掴んでもらい不安感を払しょくするために実施した。
最初に行われた熊本病院の概要説明では、熊本病院が持つ隊員及び隊員家族が通う病院としての任務、災害派遣等の有事の際や沖縄県における新型コロナウィルス感染拡大に伴う医療支援等実例を挙げつつ説明し、合格者の関心を引いていた。
続いて行われた施設見学では、病棟、診察室など病院の機能を説明しつつ見学し、部屋ごとに備わった設備などを細かく説明した。
最後に、熊本病院で勤務する医官3名との懇談では、医官が防衛医科大学校での生活などについて実体験を交えて説明すると、合格者及び保護者から「何か持って行った方がいいものとかありますか?」や「インターネットは使えますか? 」などの具体的な質問から「卒業後、どのような勤務ができますか?」や「先生は今後どのような勤務を希望していますか?」など卒業後の質問や対応した医官に対する質問まで飛び交い、予定終了時間をオーバーするほどの盛り上がりを見せた。終了時には参加者全員にこやかな表情で病院を後にした。
自衛隊熊本地方協力本部は、令和4年度募集の締めくくりとして各種合格者に対し、親身なフォローと継続的なサポートを実施し、入隊・入校まで不安の払しょくと入隊・入校意志の向上に努めていく。
(募集課企画班長 中村事務官)