令和5年度陸上自衛隊合格者説明会
~入隊前の不安を払拭、自衛隊の魅力を熱烈PR~
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 1等陸佐 笹島 昭佳)は、令和5年12月10日(日)、健軍駐屯地において令和5年度陸上自衛隊一般曹候補生・自衛官候補生合格者及び保護者等に対し、陸上自衛隊合格者説明会を実施した。
秋晴れの中、説明会場となった健軍駐屯地には多くの合格者と保護者が集まり、担当広報官が受付へと誘導していた。
本説明会は、最初に各教育隊の前期課程で行われる訓練や座学などについての概要説明を行い、その後、福利厚生、部隊研修という3部構成で実施した。
概要説明は熊本分駐所長の佐怒賀(さぬか)3佐が実施し、教育隊の概要説明のほか、入隊前に努力してほしい事項や控えてほしい事項をわかりやすくかみ砕いて説明を行うと参加者は各々メモを取り、真剣に話に聞き入っていた。また、説明の中で、「入隊後、ご子息・ご息女は急な環境の変化に戸惑い、多くの子がホームシックになります。そこで一番の支えとなるのが今日、周りにいる同期の隊員や横にいる保護者の皆様です。是非とも支えとなってあげてください。」と、自己の経験も踏まえて話した。
今年度の説明会では隊員の福利厚生について重点を置いて説明を行うため、説明者として健軍駐屯地業務隊共済班長の上田事務官の支援を受けた。隊員の福利厚生やいざという時に必要となる保険などについて詳しく説明を行うと、合格者よりも保護者の方がより関心を寄せていた。
引き続き行われた部隊研修では、参加者の年齢に近いリクルータ隊員とともに生活環境(空き居室、食堂、浴場、厚生センターなど)を見学し、参加者の保護者からは、「毎日こんな広いお風呂に入れるなんて羨ましい!」や「隊員のサポートのために沢山の人が携わり、支援していることに安心した。」などご子息・ご息女を入隊させるという大きな不安感をしっかり払しょくできた様子であった。
熊本地本は、一人でも多くの入隊者を確保するため、本部長要望事項である「燃やせ、情熱」「深めよ、連携」の通り、情熱のこもった募集広報と積極的な連携で令和5年度の募集目標達成のため邁進する。