築城航空祭前日見学会
~秋晴れの空、航空機が勇壮に舞う~
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 1等陸佐 笹島 昭佳)は、令和5年11月25日(土)、航空自衛隊築城基地において募集対象者等を招待し、築城航空祭前日見学会を実施した。
見学会当日、早朝のうす暗い中、受付には多くの募集対象者等が集まり、航空祭への期待から眠気も飛んだ様子で皆興奮気味であった。移動中のバスの車内でも各々受付時に配布したプログラムに目を通し、家族、友人同士で盛り上がっていた。
基地到着後、予想以上の来場者に航空自衛隊の人気の高さを改めて認識した。まもなくオープニングセレモニーが始まると、周囲の来場者を含め参加者は築城基地上空を轟音とともに飛び交うF-2戦闘機にクギ付けとなっていた。
引き続き上空ではU-125、UH―60Jによる救難展示やF-2機動飛行が行われ、会場を沸かせた。また、地上では航空機の地上展示、戦闘機のコックピットや各種車両展示、警備犬の訓練展示などが行われた。
特に参加者を沸かせたものは、やはりブルーインパルスの曲技飛行であり、パイロットが登場するとエプロンには多くの観客が集まり、これから行われる様々な曲技飛行への期待を高めていった。
各機にパイロットが乗り込み、様々な点検の後、フォーメーションを組んで築城基地を飛び立つブルーインパルスに観客は大歓声を送った。秋晴れの空にブルーインパルスの機体と尾翼から出されるスモークが織りなす様々な模様に酔いしれていた。
帰りのバスの中でも興奮は冷めやらぬ様子であり、参加した家族からは、「娘は来年から自衛官となるため、家族との大切な思い出になった。これからも自衛隊を応援したい。」と、このイベントが家族の大事な思い出作りの一環となり、かつ、自衛官への入隊意欲向上に貢献できた。
熊本地本は、一人でも多くの志願者を確保するため、本部長要望事項である「燃やせ、情熱」「深めよ、連携」の通り、情熱のこもった募集広報と積極的な連携で令和5年度の募集目標達成のため邁進する。