護衛艦「のしろ」に4000人!
―5類以降初開催の『みなと八代フェスティバル』に参加―
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 1等陸佐 笹島 昭佳)は、八代出張所(所長 1等海尉 上野 喜章)を担任としてみなと八代フェスティバルに陸海空自衛隊の各部隊の支援を受けて参加した。
当該イベントは自衛隊が毎年参加しているイベントであったが、コロナ禍により中止が続くも昨年から再開され、本年度は、5月にコロナウィルスが5類になってからは初の開催となる。
本年度参加した部隊は、第13護衛隊の昨年12月に海上自衛隊に引き渡された最新の護衛艦となるFFM「のしろ」、陸上自衛隊からは西部方面特科連隊の「82式指揮通信車」及び「155mm榴弾砲」が、航空自衛隊からは第8高射隊の「地対空誘導弾ペトリオット」が参加した。
本イベントに参加した護衛艦「のしろ」は「もがみ型護衛艦」の3番艦で、母港は長崎県佐世保市となる。艦名の「のしろ」は秋田県を流れる「能代川」に由来し、ステルス性を向上させた独特なデザインに、八代市民は視線を奪われていた。同艦の見学者数は4000名を超え、長蛇の列を作りつつも多くの市民が艦内を見学した。
くまモンポート・クルーズ岸壁においては、陸上自衛隊及び航空自衛隊の車両展示が開催され、装備品を直接触れる機会を得た見学者が歓喜の声をあげ、楽しみながら見学をするとともに熊本地本が運営する広報ブースにおいては、子ども用制服を試着し、写真撮影を楽しむ等、大盛況であった。
当該イベントには海上保安庁の巡視船「あさなぎ」も参加。同イベントを利用して「あさなぎ」船長と「のしろ」艦長の相互表敬を実施した。海を守る者として、相互理解の促進を図るために両者がともに希望して実現した。
本イベントは市民への自衛隊への理解を深めるだけでなく、共に国を守る者たちの交流の場という意味合いも強く、複数の意味を持った重要性の高いイベントといえる。今後も本イベントのような様々な場での広報活動を通じ、多くの方々に自衛隊の各種活動について積極的にPRし、自衛隊に対する理解を促進していく所存である。