中学校教諭等に対して自衛隊をPR!
~令和4年度中学校教諭等部隊研修~
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 𣘺本 賦 1等陸佐)は、7月22日(金)、熊本県内の中学校教諭等6名を健軍駐屯地に招へいし、中学校教諭等に対する部隊研修を実施した。
本研修は、中学校の教諭等に対して、自衛隊及び高等工科学校に関する説明及び部隊研修等を実施することで、職業の一つとしての自衛官及び進学・就職先としての高等工科学校を認知して頂くとともに自衛隊と中学校との関係構築と連携の強化を目的として、熊本地本では初の試みとして企画・実施したものである。
前段では、自衛隊の任務や職種及び魅力ややりがい等について説明した。
その後は、高等工科学校において進路指導を担当している松下尚城教官による、高等工科学校の概要、高等工科学校生徒受験要項及びその細部、高等工科学校卒業後の自衛官としてのキャリアプラン等、高等工科学校を中学生の進路選択の一つとして認識して頂くための説明を実施した。
また、高等工科学校卒業生であるリクルータ隊員を交えての懇談においては、様々な話題に対して活発な質問を受けた。特に、高等工科学校での生活や現在の勤務内容、訓練、業務に関する多くの質問がなされ、自衛隊に対する関心の高さと、中学生の進路指導の参考を得ようとする熱意が感じられ、地本と教諭、双方にとって充実した懇談となった。
後段では、装備品見学と職場見学を実施した。装備品見学では、西部方面システム通信群、第5地対艦ミサイル連隊及び健軍駐屯地業務隊の支援を得て、OH多重通信装置、人命救助システム、12式地対艦誘導弾、73式小型トラックを見学し装備品の機能面や車両の性能に一様に関心を示され、人命救助システムの構成品を手に取り、運用方法等について質問されていた。
また、職場見学においては、西部方面後方支援隊の支援を受け、高等工科学校卒業生の仕事ぶりと勤務環境を見学した。普段見ることの少ない後方支援の現場を目の当たりにした教諭等からは、多くの質問がなされ、自衛隊のリアルな一面を理解して頂くことができた。
研修を終えて、参加した教諭からは「卒業生が実際に勤務している現場を見てみることで今後、進路指導での場面や学生などからの自衛隊に関する質問に対応することができます。充実した研修に参加できて良かったです。」「今回の研修を通して知り得た知識を活用して、学生等に受験を提案しやすくなる。」等の言葉を頂いた。
熊本地方協力本部は、今後も様々な機会を通して、自衛隊に関する理解促進と更なる募集基盤の拡充を図るため、中学校との緊密な連携を強化していく。