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第IV部 防衛力を構成する中心的な要素など

6 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への取組

1 セキュリティ確保に伴う警戒監視など

防衛省・自衛隊は、政府のセキュリティ幹事会において決定された「2020年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会に向けたセキュリティ基本戦略」を踏まえ、競技会場周辺を含むわが国上空の警戒監視などの各種任務に従事し、大会の安全・円滑な準備及び運営並びに継続性の確保に貢献した。

2 自衛官アスリートの活躍

防衛省・自衛隊は、従来から選手を育成してきた9種目(レスリング、ボクシング、柔道、射撃、ウエイトリフティング、アーチェリー、陸上、水泳、近代五種)に加えて、2017年度から女子ラグビー及びカヌーを特別体育課程として設置し、11種目の選手育成・強化を行い、東京2020大会に向けた自衛官アスリートの育成を推進してきた。

その結果、自衛隊体育学校から10種目に17名の隊員がオリンピック競技大会に出場し、同校過去最多となる5個のメダル(金3、銀1、銅1)を獲得した。

3 式典等大会運営への協力

防衛省・自衛隊は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会から依頼を受け、大会に先立ち、聖火到着式におけるブルーインパルスによる展示飛行及び音楽隊による演奏、同組織委員会のサイバーセキュリティ対策にかかる協力、陸上自衛隊朝霞訓練場をはじめとした自衛隊施設の無償提供を行った。

大会時においては、約8,500名の隊員により、国旗等掲揚、射撃競技会場における医療サービス、自転車競技における救急搬送、セーリング競技における海上救護、会場内外の整理及び競技(アーチェリー、射撃、近代五種)における運営協力を行った。

また、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の各開会日において、ブルーインパルスによる展示飛行を実施した。

東京上空を飛行するブルーインパルス

東京上空を飛行するブルーインパルス

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動画アイコンQRコード動画:パラリンピック ブルーインパルス展示飛行 総集編
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