統合幕僚監部 市ヶ谷 災害派遣専門官 西 優介(にし ゆうすけ)
近年、自然災害は大規模化・複雑化しており、災害対応においては、迅速かつ的確な意思決定に加え、円滑な情報共有や関係機関が連携した対応の重要性が一層高まっています。自衛隊は、将来想定される大規模災害に備えた次世代の災害対応を見据え、自衛隊統合防災演習においてICTやAIの導入を進めており、演習では、本省に設置する災害対策本部を中核として、情報共有ツールによる状況の可視化や業務進捗の一元把握を行うとともに、AIを活用した資料作成の支援などを通じて、意思決定を支えるスタッフ間の連携強化と業務の効率化を図っています。
これらの取組により、紙の書類や手書きを中心としたこれまでの作業スタイルから脱却し、新たな情報基盤の下で自衛官と事務官が力を結集し、一体となって業務に当たる態勢を構築するとともに、省内のみならず関係機関との情報連携を通じて、実効性の高い災害対応能力の確保を目指しています。
今後は、自衛隊統合防災演習を通じて得られた知見や手法を関係機関と共有し、政府全体の災害対応能力の一層の向上に貢献していきます。

新たな情報基盤の下、自衛官と事務官が一体となって取り組む災害対応