防衛駐在官は、諸外国の日本大使館などに駐在し、軍事情報の収集などを行っています。近年、防衛駐在官の業務は、派遣先国との防衛交流、防衛装備・技術協力の調整、任務・活動の際の自衛隊機の受け入れ調整など多岐にわたり、その役割は年々拡大しています。
わが国を取り巻く安全保障環境は目まぐるしいスピードで変化しています。この安全保障環境のなかで、わが国防衛を全うするためには、継続的に情報収集を行うことが不可欠です。さらに、価値観を共有する国、そして、これから価値観を共有していくべき国との連携強化に、不断に取り組んでいく必要があります。
そのため、防衛省では防衛駐在官の派遣体制の充実を図ってきており、最近では、アフリカ、東欧、中東、南シナ海沿岸地域などへの新規派遣・増員を実施してきており、現在54大使館2代表部に合計83人が派遣されています(2013年度の49人体制に比べて約1.7倍)。
これらの任地において様々な緊急事態が発生し、国際緊急援助活動や在外邦人等輸送などの活動が見込まれる際、防衛駐在官から得られる現地の様子や各国武官などの見解などに関するタイムリーな情報は、他の手段では得ることが大変難しく、貴重な情報源となっています。

在アメリカ合衆国日本大使館のレセプションにおける防衛省からの出向者