海自は、インド太平洋沿岸国との共同訓練などを通じ戦術技量の向上を図るとともに、インド太平洋地域の平和と安定への寄与、相互理解の増進及び信頼関係の強化に取り組んでいる。
インド太平洋方面派遣(IPD22)では、派遣部隊が、インド太平洋地域の各国海軍などとの共同訓練などを実施するとともに、インド太平洋地域沿岸国の港湾への寄港を行った。
また、派遣海賊対処行動水上部隊及び航空隊は、戦術技量の向上及び各国軍との連携の強化を目的に、ソマリア沖・アデン湾などにおいて、EUなど5
との間で共同訓練を実施している。
こうした共同訓練や寄港を通じたインド太平洋地域沿岸国との連携の強化は、海洋安全保障の維持に寄与するものであり、大きな意義がある。
参照資料58(多国間共同訓練の参加など(2019年度以降))、図表III-3-2-3(自衛隊による寄港・寄航実績(2022年4月~2023年3月))