第46代西部航空方面隊司令官
稲月 秀正(INATSUKI Hidetada)
防大35期
埼玉県出身
令和5年3月 現職に就任
みなさまこんにちは。
本日もホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。
ここ福岡においても好天の日が続いており、朝晩の冷え込みとともに山の木々が徐々に色づき始め
ました。まさに本格的な秋の到来を実感している今日この頃です。
先月、現下のイスラエル・パレスチナ情勢に鑑み、防衛大臣からの自衛隊法に基づく在外邦人等の
輸送命令により、在イスラエル邦人等の輸送を実施しました。
航空自衛隊のKC−767空中給油・輸送機は、日本時間の10月20日未明にイスラエルへ到着し、
83名の邦人等を乗せた後に、経由地であるヨルダンを経て、21日未明に羽田空港へ到着しました。
これまでも世界の様々なところで紛争あるいは事件が発生し、それらの国や地域の治安が不安定化
した際には、状況に応じて自衛隊が本邦への輸送任務を担任してきました。
防衛省自衛隊は、国内での災害派遣のみならず、海外で発生した大規模災害や紛争による避難支援
にも応じ得るよう、必要な待機態勢を維持し、陸海空自衛隊が一体となって在留邦人等の安全確保に従事します。
そして西部航空方面隊におきましても、それら任務活動に従事する隊員をもって速やかに現地へ飛び、所要に応えるべく日頃から「備え」と「構え」を維持しています。
引き続き、我々の任務そして活動へのご理解を賜りますようお願い申し上げます。
令和5年11月1日西部航空方面隊司令官
空将 稲月 秀正