第46代西部航空方面隊司令官
稲月 秀正
(INATSUKI Hidetada)
防大35期
埼玉県出身
令和5年3月 現職に就任
みなさん、こんにちは。
西部航空方面隊司令官の稲月です。
本日もホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。
今年も3月に入り卒園、卒業のシーズンがやってきました。師走と比較してまた少し違った世の中の慌ただしさを感じている今日この頃です。今年も例年と比較して平均気温がやや高めで推移していますので、サクラの開花〜満開の時期は、いったいどの行事のタイミングとベストマッチすることになるのでしょうか。
さて、先月2月28日でしたが、西部航空方面隊の隷下部隊である西部高射群第8高射隊は、福岡県福岡市に所在する海の中道海浜公園において、地対空誘導弾PAC−3部隊による機動展開訓練を実施しました。
本訓練では同県久留米市よりペトリオット・ミサイル関連器材を運搬後、射撃態勢を確立するまでの手順を実施して、ミサイル防衛等の任務遂行能力の維持・向上を図りました。なお、これまで全国各地でPAC−3部隊の機動展開訓練は実施されてきたものの、九州地域においては一般施設を利用して同訓練を実施するのは今回が初めてでした。
航空自衛隊西部航空方面隊では、平素から天候、季節あるいは場所という環境の変化にも対応しつつ、いかなる事態にも万全の姿勢で臨むため、様々な条件下における訓練を通じて、担任地域の「空」の守りを維持していく所存です。
あらためまして、読者の皆様におかれましては自衛隊の各種活動へのご理解をよろしくお願い申し上げます。そして今後も、日本の安心・安全を守るための活動に従事する隊員達へ、益々の応援を頂けたら幸いです。
令和6年3月10日
西部航空方面隊司令官
空将 稲月 秀正