第46代西部航空方面隊司令官
稲月 秀正(INATSUKI Hidetada)
防大35期
埼玉県出身
令和5年3月 現職に就任
新年のご挨拶を申し上げます。
本日もホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。
2024年がスタートしました。福岡は例年と比較すると寒さが少し和らいだ年末年始を迎えております。読者の皆様が、今この時を安らかな時間でお過ごしでしたら嬉しい限りです。
元日の夕刻に石川県能登地方で発生しました強い地震およびその後の津波により、被災された方々に対しまして、衷心よりお悔やみ申し上げます。
同日、石川県知事から陸上自衛隊が災害派遣要請を受けたのち、2日には防衛省として陸海空の自衛隊による統合任務部隊を編成し、現在も被災地において災害派遣活動を実施中です。
ここ西部航空方面隊の部隊からは、隊員及び人員捜索犬を現地に派遣し、行方不明者の捜索救助活動等を実施しています。航空自衛隊が実施する災害派遣活動では、不明者の捜索のみならず、上空からの被害情報収集、人命救助、人員物資の空輸、現場周辺を飛び交う数多くの航空機の安全確保など、航空自衛隊が保有する機動力、スピード、空域監視力などを発揮することで、被災者の救出や生活支援に加えて災害対応にあたる全ての人々への支援と安全確保を行います。
残念なことに、近年は各種自然災害が時と場所を問わず発生しています。それらに迅速かつ適切に対処できるよう、私たちは平素より「備え」と「構え」を維持しています。
皆様におかれましては、本年も引き続き航空自衛隊及び西部航空方面隊へのご理解をよろしくお願い申し上げます。そして日本の安心・安全を守るための活動に従事する隊員達へ、益々の応援を頂けたら幸甚と存じます。
令和6年1月5日西部航空方面隊司令官
空将 稲月 秀正