令和5年7月13日(木)、第37代航空幕僚長 内倉 浩昭 空将が高畑山分屯基地を訪れ、部隊視察を実施しました。
この視察には上級部隊長である西警団司令も立会し、施設巡視、活躍隊員の激励、幹部隊員、准曹士隊員、内務班員(基地内で生活する隊員)との懇談、会食、空幕長訓話などのプログラムを行いました。
施設巡視では、基地内で生活する隊員の居住スペースである内務班、日用品などを販売する売店のほか、装備品や関連する施設を見ていただきました。
活躍隊員の激励では、基地で使用する電気を安定供給する役割を担う電気員の冠地1曹が当分屯基地所属隊員の中から選ばれ、空幕長から激励を受けました。当分屯基地の施設の整備に関する業務を適切に遂行して基地機能の維持向上に貢献しているほか、余暇を活用して後輩育成や地域行事への参加を行うなど平素から基地の円滑な運営に貢献する姿勢が認められたためです。
幹部、准曹士、内務班員との懇談では、空幕長に対して直に質問して回答をいただくことができる大変貴重な機会となり、後輩隊員への指導や育成、ワークライフバランス、基地内生活、進化する自衛隊に関する質問など、隊員が抱える様々な疑問に対し、空幕長自身の経験に基づくアドバイスや率直な回答をいただきました。
会食では当分屯基地の空自空上げ「甘藷(かんしょ)空上げ」に舌鼓を打っていただき、空幕長の訓話を受けました。訓話では、歴代の空幕長が挙げていた「進化、深化、真価」について触れ、これを具現化していくこと、ベーシックマナーの大切さ、空幕長の要望事項である3つのC「Capability(能力)」、「Connectivity(つなぐ)」、「Challenge(挑戦)」についての詳しい解説などに加え、自衛隊員として持つべき職務に対する心構えとなるものなどがありました。この訓話を最後にすべての視察プログラムが終了し、空幕長は基地を後にしました。