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北部航空方面隊司令官 亀岡空将は、3月1日(金)と5日(火)の2日にわたり、千歳基地(北海道千歳市)に所在する北部航空方面隊隷下部隊の視察を行いました。
部隊視察では、司令官自ら部隊の状況を直接見聞きし、精強性の確認、課題の把握、隊員の激励などを行います。真に戦える部隊を育成するうえで非常に重要な行事です。
今回は、部隊の概要や活動状況などの説明を受けた後、装備品や施設の確認、隊員との意見交換や会食のほか、隊員の勤務環境や生活環境の確認を行いました。
ちなみに、「会食」が項目に含まれていることに疑問を持つ方もいるかと思いますが、隊員食堂の食事が温かくおいしいかどうかは、隊員の体力や健康の増進、更には、モチベーションの維持向上を図るうえでとても重要な要素となります。司令官自ら隊員と談笑を交え会食することで、こういった部分もしっかり確認しています。これは、食事を作る側の隊員(給養小隊)のやる気にも影響します。
司令官訓示では、「厳しい勤務環境の中、任務を遂行してくれていることに敬意と感謝を伝えたい。柔軟な発想を持ち、引き続き与えられた任務を粛々と一緒になって頑張っていこう。」と自身の言葉で直接隊員に伝え、今回の部隊視察を終了しました。
北部航空方面隊はあらゆる活動を通じて、皆さんの安心安全を確保すべく、引き続き精強な部隊の育成に努めてまいります。
北部航空警戒管制団第1移動警戒隊の隊員による出迎え | 北部高射群の隊員との懇談 |
歓談しながら会食 | 北部航空施設隊第2作業隊で除雪関連器材の説明受け |
第2航空団の隊員に訓示を述べる北空司令官 |
3月2日(土)、北部航空方面隊司令官 亀岡空将は、札幌コンサートホールkitaraにおいて、航空自衛隊北部航空音楽隊第43回定期演奏会を開催しました。北海道での開催は平成31年(札幌文化芸術劇場hitaru)以来、なんと5年ぶりです!
当日は、約3,000名の応募の中から抽選で当選した方々など、約1,500名にお越しいただきました。
演奏会は2部構成。第1部は「空から宙(そら)へ」と題し、今年創立70周年を迎える航空自衛隊が、これまでの「空」から「宇宙」へと活動範囲を広げ活躍するイメージの楽曲を、第2部では「舞台芸術への誘い」と題し、一度は聞いたことのある映画音楽などで、ご来場の皆様に、様々なジャンルの音楽を楽しんでいただけるような構成にしました。
司会のフリーアナウンサー松倉みかさんによる案内のあと、航空自衛隊行進曲「空の精鋭」で勢いよく演奏会が始まり、「~月への12秒~」では新たな活動領域となる宇宙を表現、最後は、自動車のCMにも使用されたラヴェルの「ボレロ」で、豊浦音楽隊長の指揮のもと、18分長という圧巻の演奏で、鳴り止まない拍手が沸き起こり、アンコール2曲を追加演奏し、大盛況のなか幕を閉じました。
雪の降る氷点下のなか、ご来場いただき誠にありがとうございました。
演奏会を終え会場から笑顔で出てるく皆さんから、我々一同、力をいただきました。これからも引き続き北部航空方面隊の活動に対するご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
北部航空音楽隊についてもっと知りたい方はコチラ👇
令和5年12月22日(金)、第46代北部航空方面隊司令官として亀岡 弘 空将が着任した。着任式では在三沢の隊員を前に、勤務において大切にすべき事項として「志(こころざし)」、「行動」、「絆」の3点を挙げ、北部航空方面隊が一丸となって任務を遂行するために全力を尽くすと着任の辞を述べた。
なお、第45代安藤司令官は、同日付で航空教育集団司令官に任命され三沢の地を後にした。
着任の辞を述べる亀岡北空司令官 |
北空司令官 安藤空将は、令和5年度北部航空方面隊司令官感謝状贈呈行事を行いました。
同感謝状は、北空の任務の重要性について深く認識され、様々な分野で永年にわたりご尽力賜った個人及び団体の方々に対し贈呈しているものです。
今年度は、防衛基盤の育成による功績で5名、退職自衛官等の就職援護による功績で3団体に対し贈呈させていただき、日頃からのご協力に対し、改めて感謝の意をお伝えしました。
北空は、蒼き北の大空とその下にある国民の命と暮らしを守るため、与えられた使命、期待される任務を着実に遂行してまいります。
引き続き、北空各部隊へのご理解とご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。
右からノーザンファーム様、 千歳市長/千歳地方防衛協力会会長 横田様、 北海道エアポート株式会社様 |
三沢地域自衛隊退職者雇用協議会様 |
長沼町長/長沼町自衛隊協力会会長 齋藤様 | 八雲自衛隊家族会会長 井上様 |
車力基地協力会幹事 千田様 | 北警団司令の代読により感謝状を授与される 根室自衛隊協力会副会長 遠藤様 |
北部航空方面隊は、令和5年11月24日(金)~12月1日(金)の間、三沢基地において空港業務集合訓練を実施しました。
本訓練は、本年秋に千歳基地において実施した訓練同様、空港業務における貨物の取り扱いに関する技量の向上を目的としたもので、第3航空団管理隊長 深見3佐が訓練指揮官となり実施しました。
訓練では、過去、空港業務で貨物取扱を実施した経験のある輸送員が教官となり、空港業務未経験の輸送員に対して、フォークリフトの操作慣熟訓練や貨物の固縛(パレタイズ)及び搭載のほか、輸送機に車両を搭載する際に必要となる搭載車両の固定要領等を演練しました。
期間中、参加した37名の隊員は熱心に技量の習得に励むとともに、教官も隊員に対し、丁寧に指導をすることで相互に空港業務能力の向上を図りました。
フォークリフトの操作慣熟訓練 | 航空機に搭載する貨物のパレタイズ |
搭載車両の固縛訓練
11月14日(火)、北空司令官 安藤空将は、令和5年度自衛隊統合演習の一環として実施された航空作戦の訓練において、海上自衛隊八戸航空基地に着陸した2空団所属のF-15を視察しました。
司令官は視察中、同じく訓練視察に訪れていた陸上総隊司令部幕僚長 上田陸将及び受け入れ部隊である海上自衛隊第2航空群司令 石川海将補と北部地域における統合運用の在り方について認識を共有し、更なる連携の強化を確認しました。
太平洋を背に着陸に臨むF-15 | 海上自衛隊による給油支援 |
陸上自衛隊によるエプロン地区警備支援 | 上田陸将(写真左)及び石川海将補と懇談する北空司令官 |
10月19日(木)及び10月26日(木)、北空は三沢基地内において、米空軍第35戦闘航空団と日米施設部隊共同訓練を実施しました。
本訓練は、各種事態発生時における対処能力向上及び連携の強化を図ることを目的として、米空軍第35戦闘航空団に所属する第35施設中隊と共に、平成29年から毎年実施しているものです。
◇ 10月19日に実施した滑走路被害復旧訓練では、第3航空団と北部航空施設隊から24名が参加し、米軍被害復旧訓練場に敷設されているコンクリートを滑走路と想定して実際に破砕した上で、元の状態に復旧する訓練を行いました。
重機等を使用しコンクリートを破砕し、被害箇所を模擬しました。
復旧活動では、コンクリートの除去を北空が、埋め戻しを米空軍が行うよう役割分担し、互いに手順を確認し合いながら実施しました。
相互に連携して臨んだ結果、被害箇所の整地も完了し、元の状態に復旧されました。
◇ 10月26日に実施した建造物火災対処訓練では、第2航空団、第3航空団及び北部高射群から18名が参加し、米軍消防実火訓練場において、火災が発生した建造物に人が取り残された状況を想定し、消火活動及び要救助者の救助を行いました。
訓練前のミーティングで、相互の連携要領について綿密に打ち合わせが行われ、訓練が始まりました。
訓練中は、適時クルーチーフ同士が話し合い、米空軍に対し放水支援を依頼する等、円滑なチームワークで消火及び救助活動を行いました。
いずれの訓練も、事前のミーティングで連携要領について綿密に情報共有を行い、活動中も英語やジェスチャーを用いて積極的にコミュニケーションを図ることで、安全かつ円滑に終了し、今年度においても、現場レベルにおける強固な日米協力体制を確認することができました。
北空は、団結心の強化及び敢闘精神のかん養を図るとともに、日頃の練成状況を確認することを目的として、10月18日(水)、三沢基地において北空持続走大会を実施しました。
競技は、男性の各年齢区分及び女性の各年齢区分の8区間(1区間3km)を設定し、計5チームが合計タイムにより順位を競う駅伝方式です。
スタート時には北部航空音楽隊が演奏で選手たちを激励し、三沢基地ならではの盛り上がりを見せる中、大会会長である司令官の号音により選手たちは一斉にスタートしました。
大会には、米空軍第35戦闘航空団司令官 リチャード大佐も訪れ、司令官とともに、白熱したレースを観戦しました。
タスキに想いを込め、必死につなぐ選手たち。部隊のプライドをかけて戦った結果、多くの選手が自己新記録を更新しました。
激戦の結果、第1位は北部航空警戒管制団、第2位は第2航空団、第3位は第3航空団となり、前年度大会で2空団に僅差で敗れた北警団は、後続に1分以上の差を付けて勝利し、見事雪辱を果たしました。
すべてのチームが最後までタスキをつなぎ完走する等、日頃の練成の成果を十分に発揮していました。
大会会長から優勝旗を授与される北警団チーム。優勝を実感する瞬間です。
閉会式の訓示において、司令官は参加選手の努力を称賛したほか、「本大会で競い合った誇りを胸に業務にまい進するとともに、大会参加で得た成果を部隊における練成訓練に反映し、部隊の精強化につなげてくれるよう期待する。」と要望し、本大会は成功裏に終了しました。
区間賞選手紹介はコチラ👇
北部航空方面隊は、令和5年8月31日(木)~9月8日(金)の間、千歳基地において空港業務集合訓練を実施しました。
本訓練は、空港業務における貨物の取り扱いに関する技量の向上を目的に、第2航空団管理隊長若木3佐を訓練指揮官として実施しました。この訓練では、過去、空港業務で貨物取扱を実施した経験のある輸送員が教官となり、空港業務未経験の輸送員に対して、器材の慣熟訓練や貨物の搭載のほか、輸送機に車両を搭載する際に必要となる搭載車両の固定要領等を演練しました。
参加した20名の隊員は、期間中、熱心に教官の指導を受けて技量の習得に励み、当初の目的を達成することができました。
フォークリフトの慣熟訓練 | 航空機に搭載する貨物をパレタイズ |
パレットに搭載車両を固定
北空司令官 安藤空将は、6月16日、北空准曹士先任交代式を三沢基地において挙行しました。当日は、米空軍第35戦闘航空団 ブランバーグ先任下士官、米海軍三沢航空基地隊 ジョンソン先任伍長、陸上自衛隊東北方面隊 綿引最先任上級曹長及び海上自衛隊大湊地方隊 吉田先任伍長を来賓として迎え、北空直轄部隊長及び准曹士先任の立会のもと、多数の隷下部隊隊員が参列しました。式は、准曹士先任紹介、下番者に対する賞詞授与、准曹士先任識別章の返還及び授与、准曹士先任挨拶の後に司令官が訓示し、下番する池邉准尉の功績に謝辞を述べるとともに、上番する谷出准尉に対し池邉准尉の築いた准曹士の絆を更に強固なものとし、准曹士の先頭に立ち困難に立ち向かっていくこと要望し、閉式しました。
賞詞授与 | 上下番准曹士先任先任と |
識別章返還 | 識別章授与 |
米空軍・米海軍、陸・海・空自衛隊下士官同士の絆 |
6月2日(金)、北空及び三沢基地所在部隊の隊務運営にご支援、ご協力をいただいている方々に感謝の意を表するとともに更なる理解促進を図ることを目的として、北空司令官 安藤空将と三沢基地OB会の共催で、三沢市長をはじめとする地方自治体首長、議会議長等、地元協力団体の会長等、米軍関係者、歴代北空司令官のほか、歴代基地司令並びに歴代北警団司令をお招きして、5年振りとなる観藤会※を開催しました。
※観藤会の由来は、司令官官舎の藤棚が見頃となる時期に地域の支援者や在三沢米軍司令官などを招いて藤を観ながら自衛隊への協力に対する感謝の意を伝えつつ、お互いの親交を深めていたことにあります。
観藤会開催に当たり挨拶する司令官 | 共催の挨拶をする三沢基地OB会会長 |
三沢市長と米空軍第35戦闘航空団司令官からお祝いのお言葉をいただきました。
小檜山三沢市長による祝辞 | 米空軍第35戦闘航空団司令官リチャード大佐よる祝辞 |
三沢基地司令の高らかな乾杯の発声で歓談がはじまりました。
凄まじい雄叫びとともに勇猛な「なまはげ」達が現れ、会場内を神聖な太鼓の音で包み込む秋田名物「なまはげ太鼓」の演舞が、観藤会を一層盛り上げてくれました。
続いて、北部航空音楽隊の演奏が煌(きら)びやかに響き渡り、会場は和やかな雰囲気に。
最後は、第33代北部航空方面隊司令官 新野様の納杯で令和5年観藤会は、名残惜しくも、厳かに締めくくられました。
本会を通じて、地元自治体、地元協力団体、米軍及び自衛隊OBの皆様に対し、日頃からのご支援とご協力に感謝を伝えるとともに、友好な関係を更に深めることができ、北空の任務遂行基盤をより強固なものとすることができました。
今後とも、北空へのご理解とご支援をよろしくお願いします。
北空司令官 安藤空将は、5月17日(水)、八雲分屯基地(北海道二海郡八雲町)に所在する第20高射隊及び第23高射隊の部隊視察を実施しました。
警衛隊の敬礼を受け入門する司令官
施設巡視では、運用地区で装備品の展開訓練を視察したほか、共済組合の売店や内務班等、分屯基地で勤務する隊員たちの生活環境についても関心深く視察しました。
屋外視察
(左:装備品の展開状況を視察 右:庁舎横にある「錬磨制空」の石碑前にて)
職場環境を視察する司令官
訓示において司令官は、「今日は隊員諸官の笑顔、そして輝く眼の光を感じることができて本当に良かった。」と隊員を称賛した後、「仕事」「土地」「人」3つを好きになり、活力をもって仕事し、充実した生活を送るとともに、北空の任務の重要性を忘れず、誇りと自負心をもって一人一人がなすべきをなし、仲間を大事にして互いに支え合い、強く、たくましく、幸せであるよう要望し、隊員を慰労、激励してきました。
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北空司令官 安藤空将は、5月12日(金)、大湊分屯基地(青森県むつ市)に所在する第42警戒隊の部隊視察を実施しました。
整然と整列して出迎える第42警戒隊の隊員
司令官は、施設巡視において運用局舎や内務班等を視察し、隊員の勤務環境や生活環境をつぶさに確認したほか、防衛部長として北空で勤務していた約10年前に訪れて以来となるFPS-5(通称:ガメラレーダー)を関心高く視察しました。
全国に4基配備されているFPS-5 | 通電小隊長からレーダーの説明を受ける司令官 |
釜臥山山上地区からのむつ市の眺望
【参考】釜臥山からの夜景※
※むつ市は、この釜臥山から見える夜景を、アゲハ蝶が羽を広げている姿に似ていることから、「アゲハ蝶プロジェクト」として地域振興の一環として推進しており、その美しさから夜景100選にも選ばれています。
状況報告では、部隊の概要等のほか、第42警戒隊の主要装備品であるFPS-5のマスコットキャラクター「ガメどん」を活用した広報活動について説明があり、様々なイベントや行事等を通じ、意欲的に募集広報を行い、地域と良好な関係を築いている第42警戒隊の姿が理解できました。
【参考】過去には自衛隊ゆるキャラ人気投票で全国第2位になったことも。
司令官は、訓示の冒頭において「マスクなしでの視察は今回が初めてだったが、一人一人の顔をしっかり見ることができて良かった。」と語ったのち、「仕事」「土地」「人」3つを好きになり、活力をもって仕事し、充実した生活を送るとともに、北空の任務の重要性を忘れず、誇りと自負心をもって一人一人がなすべきをなし、仲間を大事にして互いに支え合い、強く、たくましく、幸せであるよう要望し、隊員を慰労、激励しました。
部隊や「ガメどん」についてもっと知りたい方は「アゲハ蝶」をクリック👇
北空司令官 安藤空将は、4月6日(木)、加茂分屯基地(秋田県男鹿市)に所在する第33警戒隊の部隊視察を実施しました。
第33警戒隊長明田2佐以下、加茂分屯基地全幹部による出迎え
状況報告において部隊の概要等の説明を受けたのち、運用局舎を始めとする施設巡視では、隊長の説明に耳を傾けながら、隊員の勤務環境、生活環境をつぶさに、関心高く視察しました。
監視小隊を視察する司令官
内務班視察
また、会食では第33警戒隊自慢の空自空上げ「しょっつる空上げ」※のほか、日本3大うどんとして有名な稲庭うどん等、加茂分屯基地ならではのメニューが提供されたほか、昼休みには、隊員有志が男鹿市伝統の「なまはげ太鼓」を披露する等、郷土の伝統や文化を大事にする第33警戒隊の組織風土を感じるひと時となりました。
※航空自衛隊では、各基地の給食で提供される鶏の唐揚げを、航空自衛隊全体でより上を目指すとする意味を込めて「空自空上げ(からあげ)」と呼称して各基地で特色ある空上げを作成しており、加茂分屯基地では秋田の伝統的な調味料「しょっつる」を使った空上げを提供しています。
勇壮な音色が響き渡る「なまはげ太鼓」
訓示において司令官は、「はつらつとした姿、眼の光を見て本当に頼もしく心強く思う。」と視察時の隊員を称賛したのち、「仕事」「土地」「人」3つを好きになり、活力をもって仕事し、充実した生活を送るとともに、北空の任務の重要性を忘れず、誇りと自負心をもって一人一人がなすべきをなし、仲間を大事にして互いに支え合い、強く、たくましく、幸せであるよう要望し、隊員を慰労、激励しました。
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3月16日(木)、北空司令官 安藤空将は、高射群の体制移行に伴う北部高射群の編成完結式を、三沢市長代理 米田三沢市副市長ほか34名の来賓ご臨席のもと、三沢基地において執り行いました。
本体制移行は、平成31年度以降に係る防衛計画の大綱に基づき、指揮統制を含め、より効率的な部隊運用を行うためのもので、第3高射群と第6高射群は同日付をもって、その輝かしい歴史と伝統に幕を下ろし、新たに三沢基地に本部を置く北部高射群が新編されました。
司令官は、初代北部高射群司令となる原田1佐に隊旗を授与した後、訓示において、「初代北部高射群司令の原田1佐を核心として、新しい時代の先駆者としての矜持をもって、運用能力の向上と防衛体制の強化にまい進し、引き続き、蒼き北の大空の守りに万全を期すとともに、他の高射群をけん引する存在に進化するよう、諸官の奮闘に期待する。」と述べ、北部高射群の新たな第一歩を祝福するとともに、今後更なる精強化と進化を要望しました。
なお、第3高射群及び第6高射群の編成解除式は前日15日に千歳、三沢両基地において執り行いました。
第3高射群編成解除式(千歳基地) | 第6高射群編成解除式(三沢基地) |
司令官から初代北部高射群司令原田1佐へ隊旗を授与
司令官訓示
来賓祝辞:三沢市長代理 米田三沢市副市長
北空司令官 安藤空将は、3月6日(月)、車力分屯基地(青森県つがる市)に所在する第21高射隊及び第22高射隊の部隊視察を実施しました。
幹部挨拶
(左:第21高射隊長兼車力分屯基地司令 藤井2佐、右:第22高射隊長 市園3佐)
幹部挨拶では、両高射隊の核心となって勤務している全幹部が、各隊長を筆頭に司令官に対し役職と氏名を申告しました。
サンチェス大尉から贈られたギフトを手に記念撮影
司令官は視察に併せ、分屯基地に隣接している米軍車力通信所を訪問し、米軍が運用しているXバンドレーダーの研修や、所長のデレック・サンチェス大尉とギフトの交換を行ない、現場レベルでの日米間の交流を深めました。
内務班視察
装備品や施設環境等の説明を受ける司令官
施設巡視では、両高射隊の運用地区のほか、共済組合の売店や内務班※等、分屯基地で勤務する隊員たちの生活環境についても関心深く視察しました。
※内務班:基地内で生活する隊員(営内者)で編成される組織及びその居住する区画
訓示の中で司令官は、「仕事」「土地」「人」3つを好きになり、活力をもって仕事し、充実した生活を送るとともに、北空の任務の重要性を忘れず、誇りと自負心をもって一人一人がなすべきをなし、仲間を大事にして互いに支え合い、強く、たくましく、幸せであるよう要望し、「車力での勤務は決して楽ではない。辛いこともあると思うが頑張ってもらいたい。」と隊員を慰労、激励しました。
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3月1日(水)、米海軍厚木基地(神奈川県厚木市)から、米海軍第72任務部隊司令官 ウィル・トラソン大佐が三沢基地を訪問し、北空司令官、北空副司令官及び第3航空団司令と懇談しました。
懇談には、三沢基地に所在している米海軍三沢航空基地隊司令 ポール・ハックラン大佐と米海軍第72任務部隊副司令官 ジェームズ・イムラー大佐も同席し、現場レベルでの連携強化について活発に意見交換を行ない、日米間における相互運用性向上の重要性について再確認しました。
向かって左からハックラン大佐、トラソン大佐、イムラー大佐
メダル交換
2月19日(日)、北空司令官 安藤空将は、八戸市公会堂において北部航空音楽隊第42回定期演奏会を約3年ぶりに開催し、小檜山三沢市長はじめ多数の招待者の方々にお越しいただいたほか、2,000名を超える応募の中から抽選で当選した一般来場者等、合わせて1,231名に演奏を楽しんでいただきました。
主催者挨拶で司令官は、北空の任務や活動について紹介するとともに、日ごろからのご理解とご支援に対し、改めて感謝の気持ちを伝えました。
開演に伴い主催者挨拶をする司令官
演奏では、第1部、第2部と勇壮かつポップな音楽で来場者を魅了しました。
第2部においては、三沢市出身で、母校が八戸工業大学第一高校の北空音隊長が、約35年ぶりとなる八戸市公会堂のステージを大いに盛り上げました。
最後の曲では、定年により本演奏会がラストステージとなる佐々木曹長がダイナミックなドラムソロを披露し、会場は万雷の拍手の中、感動と興奮に包まれました。
勇壮かつポップな音楽で来場者を魅了
故郷に錦を飾った北部航空音楽隊長 | ラストステージに臨む佐々木曹長 |
本演奏会を通じて、今まで以上に北空をはじめ、近隣の陸、海、空自衛隊に関心と興味を持っていただけたら幸いです。
令和5年度は北海道で開催する予定です。
生憎のみぞれで足元の悪い中、たくさんのご来場ありがとうございました。
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北空司令官 安藤空将は、1月30日(月)、山田分屯基地(岩手県下閉伊郡山田町)に所在する第37警戒隊の部隊視察を実施しました。
第37警戒隊の隊員から出迎えを受ける司令官
視察当日は天気に恵まれ、穏やかな冬晴れの中、第37警戒隊の隊員たちは庁舎前に整然と並び司令官を出迎えました。
幹部挨拶
第37警戒隊の全幹部が司令官に対し役職と氏名を申告する幹部挨拶。気迫のこもった声が部屋に響き渡ります。
町章にもデザインされている山田湾の眺望を背に、施設環境等の説明を受ける司令官
内務班視察
施設巡視では、レーダー地区や屋外施設のほか、共済組合の売店や内務班※等、分屯基地で勤務する隊員たちの生活環境についても関心深く視察しました。
※内務班:基地内で生活する隊員(営内者)で編成される組織及びその居住する区画
訓示の中で司令官は、「仕事」「土地」「人」3つのものを好きになることが、自衛官として活力をもって仕事し、充実した生活を送る秘訣であると紹介し、「北空の任務の重要性を忘れず、誇りと自負心をもって一人一人がなすべきをなし、仲間を大事にして明るく風通しの良い職場を作り、これからも互いに支え合い、強く、たくましく、幸せであってほしい。」と語り、隊員を慰労、激励しました。
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北空司令官 安藤空将は、1月16日(月)に奥尻島分屯基地(北海道奥尻郡奥尻町)に所在する第29警戒隊の部隊視察を実施しました。
パイロットの優れた飛行技術でへリポートにアプローチする司令官搭乗機(CH-47J:三沢ヘリコプター空輸隊)
大雪により懸念された奥尻島への運航でしたが、無事、奥尻島分屯基地に向かうことができました。
分屯基地の概況等について状況報告を受ける司令官
状況報告の中では、奥尻島の過酷な環境下での任務遂行状況についても説明がありました。
深雪をかき分け道路啓開する除雪車と、除雪車が入れない場所を人力で除雪する隊員
厳冬期、北空エリアの各レーダーサイトは、絶えず任務を継続するため、日夜除雪を行い動線を確保しています。
警備職の隊員から基地警備資器材について説明を受ける司令官
第29警戒隊長の説明を受けながら、施設間を結ぶ雪中廊下を通り次の視察場所へ向かう司令官
雪が多い地域の分屯基地は、この写真のような雪中廊下で主要な施設を結び、移動に雪の影響を受けないよう工夫が施されています。
訓示の中で司令官は、「仕事」「土地」「人」3つのものを好きになることが、自衛官として活力をもって仕事し、充実した生活を送る秘訣であると紹介し、「過酷な環境の中にあっても、北空の任務の重要性を忘れず、誇りと自負心をもって一人一人がなすべきをなし、仲間を大事にして明るく風通しの良い職場を作り、奥尻島で勤務してよかったと思えるように、これからも互いに支え合い、強く、たくましく、幸せであってほしい。」と語り、隊員を慰労、激励しました。
部隊についてもっと知りたい方はコチラ👇
北空司令官 安藤空将は、令和4年度北部航空方面隊司令官感謝状贈呈行事を千歳基地及び三沢基地において、それぞれ行いました。
同感謝状は、北空の任務の重要性について深く認識され、様々な分野で永年にわたりご尽力賜った個人、団体の方々に対し贈呈しているものです。
今年度は、防衛基盤の育成、教育訓練等による功績で5名、退職自衛官等の就職援護による功績で3団体に対し贈呈させていただき、日頃からのご協力に対し、改めて感謝の意をお伝えしました。
北空は、蒼き北の大空とその下にある国民の命と暮らしを守るため、与えられた使命、期待される任務を着実に遂行してまいります。
引き続き、北空各部隊へのご理解とご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。
右から藤根様、入口様、ホテルニュー王子様、阿部商事様 | 菊池様 |
三沢エンジニアリング株式会社様 | 長谷川様 |
11月21日(月)及び12月14日(水)、第3航空団基地業務群施設隊と米空軍第35施設中隊は、米空軍消防実火訓練場(三沢基地内)において日米施設部隊共同訓練を実施しました。
本訓練は、日米双方の施設部隊が各種事故発生時における対処能力向上及び連携の強化を図ることを目的として、平成29年から毎年実施しているものです。
11月21日は建造物火災対処訓練として、火災した建造物に人が取り残された状況を想定し、消火活動及び要救助者救出を行いました。
訓練前のミーティングで連携要領について確認する日米の参加者
互いに連携しながら救助活動を行いました。
12月14日は航空救難消火訓練として、かく座炎上した航空機から、要救助者を救出する状況を想定し訓練を行いました。
炎上している模擬航空機を、日米双方の連携により効率的な鎮火に成功しました。
消火後、要救助者の応急救護を行う米側参加者
応急救護後、要救助者を迅速かつ丁寧に搬出
いずれの訓練も、事前のミーティングで連携要領について綿密に情報共有を行い、活動中も英語やハンドサインを用いて対処することで、安全かつ円滑に終了し、今年度も大きな訓練成果を得ることができました。
北部航空施設隊と米空軍第35施設中隊が合同で手掛けた施設訓練場※が、三沢基地対地射爆撃場内(青森県三沢市天ケ森)に今年10月完成し、11月28日(木)に合同落成式を行いました。
今年8月には、昨年11月に完成した模擬滑走路南側を使用して、日米共同では初めてとなる小弾痕復旧訓練を含む、実爆を伴う滑走路等被害復旧訓練を行う等、一部運用は開始していましたが、今年10月に模擬滑走路北側の工事が完了したことで全面完成となり、本落成式に至りました。
落成式には、空自側から第3航空団司令 大嶋将補、第3航空団基地業務群司令 西條1佐が、米空軍側から第35戦闘航空団司令官 リチャード大佐、第35任務支援群司令 マクリース大佐が来賓として出席しました。
第3航空団司令と第35戦闘航空団司令官は、日米双方の工事関係者の労を多とするとともに、今後更なる被害復旧能力向上に期待すると祝辞し、日米相互運用性の向上及び日米同盟の更なる深化について期待を寄せていました。
※:実弾による被害を実際に作為し、その被害から復旧するまでの訓練を実施する模擬滑走路を有した訓練場
落成記念 |
祝辞風景(左:第3航空団司令、右:第35戦闘航空団司令官)
北空は、団結心の強化及び敢闘精神のかん養を図るとともに、日ごろの練成状況を確認することを目的として、10月13日(木)、千歳基地において北空持続走大会(駅伝の部)を実施しました。
競技は、男性6区間及び女性2区間の8区間(1区間約3km)を設定し、計6チームが合計タイムにより順位を競いました。
襷に想いを込め、必死に繋ぐ選手たち。部隊の意地をかけて戦った結果、多くの選手が自己新記録を更新しました。
1位と2位の差が1分以内と僅差の争いとなった本大会では、すべてのチームが最後まで襷を繋ぎ完走する等、日ごろの練成の成果を十分に発揮していました。
激闘の結果、第1位は第2航空団、第2位は北部航空警戒管制団、第3位は第3航空団となりました。
優勝した第2航空団チームに優勝旗を授与する大会会長(北空司令官)。
本大会は「駅伝の部」のほか、部隊の平均タイム及び伸び率を点数化して競う「記録評価の部」も実施し、全隊員が評価期間中、高い意識をもって日々の体力練成に臨んでいました。
閉会式の訓示において、司令官は参加選手の努力を称賛したほか、「北空は精強さをもって空の防衛を担う組織である。その一員としての誇りと責任感を胸に、引き続き体力及び気力の向上に努めてもらいたい。」と要望し、本大会は成功裏に終了しました。
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北空司令官 安藤空将は、10月11日(火)に当別分屯基地(北海道石狩郡当別町)に所在する第45警戒隊の部隊視察を実施しました。
整然と並んだ第45警戒隊の隊員から出迎えを受ける司令官
オペレーション地区での視察。レーダーは24時間365日、絶えず休むことなく警戒監視活動を行い、日本の空を守っています。
レーダー地区にて、周辺環境について北空司令官に説明をする45警隊長。
当別は北海道屈指の豪雪地帯です。これから厳しい冬を迎え、眼下に広がる雄大な自然も深い雪に覆われます。
訓示の中で司令官は、「仕事」「土地」「人」という3つのものを好きになることが、自衛官として活力をもって仕事をし、充実した生活を送る秘訣であると紹介し、「ここにいるすべての人たちの仕事どれ一つとっても無駄なものは無く、皆が働けるために皆が存在する。一人一人が自分の仕事をすることで、第45警戒隊が能力を発揮し、それが北空の力となって日本の空を守っていることを忘れないでもらいたい。」と語り、隊員を慰労、激励しました。
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9月29日(木)、フィンランド国防軍司令官 ティモ・キヴィネン陸軍大将が三沢基地を訪問しました。
C-2輸送機で到着した国防軍司令官を出迎える北空司令官 安藤空将と三沢基地司令 大嶋将補
懇談及び概況説明の中で、両国を取り巻く安全保障環境や新規装備品の運用及び要員養成、そして、今後の防衛協力の在り方等について意見を交換しました。
E-2D早期警戒機を見学する国防軍司令官(写真中央)。このほか、F-35A、RQ-4B等、三沢基地に配備されている新規装備品を実地に確認しました。
北空司令官はメダル交換の際、国防軍司令官へ記念写真を手交し、笑顔で握手を交わして本訪問は終了しました。
9月14日(水)から15日(木)の間、北部航空方面隊司令官は、北部地域自衛隊指揮官会議を三沢基地において開催しました。
本会議は、北部地域(北海道及び北東北)を担任する北部方面総監(沖邑陸将)、東北方面総監(梶原陸将)、大湊地方総監(泉海将)及び北空司令官が一堂に会して、意思疎通を図ることを目的として、年2回持ち回りで実施してきた伝統ある行事で、今回は新たな試みとして北海道防衛局長(石倉局長)と東北防衛局長(市川局長)も招待しました。
会議では、様々な議題について活発な意見交換が行われ、航空機視察では三沢基地に配備された空自のRQ-4B、F-35A及びE-2D並びに米空軍のF-16を視察し、北部地域の自衛隊指揮官と防衛局長との間で相互理解及び連携強化が進みました。
なお、米軍機視察中には米空軍第35戦闘航空団司令官(リチャード大佐)が駆けつけて挨拶し、三沢基地における強固な日米同盟についても示すことができました。
記念撮影 | 意見交換 |
米軍機研修 |
北空司令官 安藤空将は、9月5日(月)に網走分屯基地(北海道網走市字美岬)に所在する第28警戒隊を、翌6日(火)に根室分屯基地(北海道根室市光洋町)に所在する第26警戒隊の部隊視察をそれぞれ実施しました。
網走分屯基地にて、第28警戒隊員に出迎えを受ける司令官
部隊の「目」ともいえるオペレーション地区のレーダー・コンソールを視察する司令官。説明する側も力が入ります。
隊員たちが生活する内務班※は、コロナ感染予防対策のためカーテンで一人一人の区画を仕切っています。感染者の発生は任務遂行に影響してしまうため、随所に工夫を凝らしています。
※内務班:基地内で生活する隊員(営内者)で編成される組織及びその居住する区画
訓示の中で司令官は、「持続走大会、銃剣道※、そしてノルディックスキーも強い、素晴らしい隊員がここに集まっているんだなと感動しました。皆がたくましく、健全で幸せであることが私の幸せ。田中隊長を核心に、しっかりと任務にまい進してほしい。」と隊員に要望し、次の視察地根室へと向かいました。
※銃剣道:自衛隊で伝統的に行われている武道のこと
翌6日(火)、根室分屯基地の視察です。第26警戒隊の全幹部が役職と氏名を司令官に申告する幹部挨拶。気合の入った声が部屋に響き渡ります。
運用局舎前から第26警戒隊が運用するレーダーを視察する司令官
司令官を前に緊張した面持ちの女性自衛官内務班の班長。近年、空自は女性隊員の採用や活躍推進に力を入れており、北空においても女性隊員がレーダーサイト等で元気に活躍しています。
分屯基地内にある共済組合の売店は、生活用品やお菓子、お土産などが販売されています。
訓示の中で司令官は「北海道、北空の東端で北方四島を目前にする非常に重要な位置にある根室で、黙々と任務にあたっている皆に感謝と激励をしに来ました。北空にいることの誇り、伝統、自負心、そして責任感をもって、金子隊長を核心に頑張ってほしい。」と隊員たちに語りました。
司令官は、それぞれの訓示に共通して、「仕事」「土地」「人」という3つのものを好きになることが、自衛官として活力をもって仕事をし、充実した生活を送る秘訣であると紹介し、厳しい環境の中でも精強に、溌らつと任務にまい進する隊員たちを激励しました。
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8月24日(水)、米太平洋空軍副司令官 ジェームズ・A・ジェイコブソン中将が三沢基地を訪問し米空軍及び航空自衛隊の部隊等を視察しました。
北空司令官 安藤空将、3空団司令 大嶋将補及び臨時偵察航空隊司令 吉田1佐は、米空軍第35戦闘航空団司令官 リチャード大佐とともに北空司令部を訪れたジェイコブソン中将を出迎え、F-35AやRQ-4B無人偵察機(グローバルホーク)の運用等について有意義に懇談したのち、概況説明等を実施しました。
概況説明では、特に北空が管轄する北部地域(北海道、青森、秋田及び岩手)の地理的特性や安全保障環境に関心を示し、日米共同訓練や情報共有の在り方等について活発に意見交換を行い、その後の航空機研修では、F-35A、RQ-4B及びE-2D早期警戒機を研修し、航空自衛隊の最新装備品を実地に確認しました。
ジェイコブソン中将は、「25年前に嘉手納からKC-135で三沢に訪れた頃よりも、日米部隊間の関係が格段に深化していると感じる。今後も三沢での日米同盟を深化させるため、(米太平洋空軍司令部の所在地である)ハワイから全力で支援する。」と語り、三沢基地を後にしました。
懇談 | 概況説明を受けるジェイコブソン中将 |
記念撮影 | メダル交換 |
8月8日(月)、北空司令部において、8月19日で離任する米海軍三沢航空基地隊先任伍長トーマス・D・ハウエル上級上等兵曹と北空准曹士先任の池邉准尉が、ギフトの交換を行いました。
ギフト交換後の懇談において池邉准尉が、空自准曹士隊員と米海軍下士官の相互理解及び信頼関係の醸成に尽力されたことに対し謝意を伝えると、ハウエル上級上等兵曹は「新型コロナウィルスの影響で交流が限定的となってしまったが、限られた機会を生かし、互いに協力関係を築いてこられたことに感謝する。これからも引き続き良好な関係を維持していってもらいたい。」と語り、終始和やかな雰囲気の中終了しました。
ハウエル上級上等兵曹の次の任地は、米海軍横須賀基地とのことです。新任地でのますますのご活躍を祈念いたします。
記念撮影 |
北部航空方面隊は、7月29日(金)~8月5日(金)(本訓練実施期間は8月1日~8月5日)にかけて、青森県三沢市天ケ森にある訓練場において、実爆を伴う滑走路等被害復旧訓練を実施しました。
本訓練は、北部航空施設隊等の滑走路被害復旧能力向上のほか、各種検討の資を得ることを目的として、模擬滑走路に爆薬を用いて実際に爆破し、ドローンを用いた被害調査、不発弾処理、米空軍及び陸上自衛隊と協力して小弾痕被害の復旧等を行ったものです。
8月3日(水)には、航空総隊司令官が現地を訪れ、実爆を伴う訓練として日米が初めて共同で実施する小弾痕復旧訓練を視察し、それぞれのエリアで整斉と活動する訓練部隊と米空軍の様子を確認しました。
一週間に及ぶ大規模な訓練は、周到な準備の甲斐あり安全かつ円滑に終了し、大きな訓練成果を得ることができました。
模擬滑走路に爆薬を埋設し爆破することで被害状況を作為 |
ドローンによる被害調査 | 航空総隊司令官訓練視察 |
(前列左から総隊司令官、北施隊司令、北空司令官) |
日米共同による小弾痕被害復旧 | 陸空協同による小弾痕被害復旧 |
7月11日(月)、北部航空方面隊司令官 安藤空将は、三沢基地において、地元自治体、基地協力団体、在三沢米軍指揮官及び歴代司令官等との相互理解及び信頼の醸成を目的として、名刺交換会を実施しました。
本会は、昭和44年から「観藤会」として開催してきましたが、新型コロナウィルスの感染拡大等による中断を経て、感染防止のため「名刺交換会」として再開したものです。
会に先立ち安倍元首相に対し1分間の黙祷を捧げ、主催者である北空司令官からの挨拶の後、来賓の小檜山三沢市長及び長久保東北町長ほか各界の代表者からご挨拶をいただき、名刺交換会が始まりました。
感染予防に万全を期すため、飲食の提供はせず、マスク着用の上、限られた時間ではありましたが、最後は北部航空音楽隊の演奏で締めくくり、本会は全ての参加者にとって旧交を温めるとともに新たな出会いの場となりました。
主催者挨拶(北空司令官) | 来賓挨拶(三沢市長) |
来賓挨拶(東北町長) | 来賓挨拶(米軍三沢基地司令官) |
名刺交換会風景
米空軍第35戦闘航空団司令官兼ねて米軍三沢基地司令官として、新たにマイケル・P・リチャード大佐が着任し、6月30日(木)、三沢基地において指揮権交代式が行われました。
同式典には北部航空方面隊司令官 安藤空将夫妻をはじめ第3航空団司令、北部航空警戒管制団司令及び第3航空団准曹士先任も出席したほか、米側の依頼により北部航空音楽隊が演奏支援し式典に花を添えました。また、翌7月1日(金)、リチャード大佐は着任の挨拶に北空司令部を訪れ、司令官及び副司令官と懇談しました。
懇談の中でリチャード大佐が「若手パイロット時代に勤務した三沢基地に再び帰ってくることができて嬉しく思う。組織としての関わりだけではなく、隊員間の関わりも大事にして、日米の更なる関係強化に努めたい。」と意気込みを語ると、司令官は、17年前に自身が第8飛行隊長として勤務していた時以来の再会となることを喜びながら、「任務を遂行する上で、自衛隊のみならず自治体と良好な関係を維持することも不可欠であるため、米軍三沢基地司令官としての今後の活躍を期待している。」と、リチャード大佐の着任を歓迎しました。
軍旗授与 | 前任のフリーデル大佐と握手 |
三沢市長(前列左)と自衛隊側指揮官 | 北部航空音楽隊の演奏 |
懇談風景 | 再会を喜び合う司令官とリチャード大佐 |
6月27日(月)、北部航空方面隊司令官 安藤空将は、第35戦闘航空団司令官兼米軍三沢基地司令官のジェシー・J・フリーデル大佐を北空司令部庁舎にお招きして、航空幕僚長感謝状を伝達しました。
本感謝状は、6月30日に離任されるフリーデル大佐の在任期間中における、航空自衛隊に対する多方面にわたる各種支援の功績により贈呈されたものです。
フリーデル大佐は贈呈後の挨拶において「航空幕僚長から感謝状を頂くことができて心から嬉しく思います。米陸海空軍が同一基地内に所在する米軍三沢基地の司令官として指揮を執り、自衛隊と緊密な協力関係を築いてこられたことは、ひとえに三沢基地所在部隊がワンチームとして団結した結果であり、今回頂いた感謝状は私個人の功績ではなく、米軍三沢基地全体で頂いたものと思っています。」と述べられました。
その後の懇談では、改めて司令官から在任期間中の謝意を伝え、終始和やかな雰囲気の中、式は終了しました。
フリーデル大佐は、准将へ昇任し、米軍横田基地へ第5空軍副司令官としてご栄転されます。
フリーデル大佐の今後ますますのご活躍、ご健勝を心より祈念いたします。
感謝状伝達式風景
懇談 | メダル贈呈 |
北部航空方面隊司令官 安藤空将は、6月20日(月)に襟裳分屯基地(北海道幌泉郡えりも町)に所在する第36警戒隊を、翌21日(火)に長沼分屯基地(北海道夕張郡長沼町)に所在する第11高射隊及び第24高射隊の部隊視察をそれぞれ実施しました。
司令官は、各種装備品を運用する施設のほか、基地内で生活している隊員の居住区画等を視察し、北海道の厳しい環境下においても士気高く溌らつと任務にまい進する隊員達の姿を実地に確認しました。
その後の訓示において、「仕事」「土地」「人」の3つを好きになることが、自衛官として活力をもって仕事をし、充実した生活を送る秘訣であるという「3つを好きになれ」という言葉を紹介された後、「北空は大事な方面隊であることを忘れず、誇りを持って、これからも私と一緒に我が国の平和と安全、国民の命や暮らしを守っていこう。」と隊員達を激励しました。
施設巡視(襟裳) | 北空司令官訓示(襟裳) |
施設巡視(長沼) | 北空司令官訓示(長沼) |
6月13日(月)、北部航空方面隊副司令官 福田将補は、新型コロナウィルス感染拡大防止対策を万全にし、千歳基地に所在する第2航空団及び第3高射群の部隊視察を実施しました。
副司令官は、2空団及び3高群の各施設や装備品等の説明に熱心に耳を傾け、コロナ禍においても士気高く任務遂行にまい進する隊員たちの姿を実地に確認されました。
視察風景
6月3日(金)、米空軍第35戦闘航空団司令部において、6月7日で離任する米空軍第35戦闘航空団先任下士官ジョーイR.マイニンガー最上級曹長と北空准曹士先任の池邉准尉が、ギフトの交換を行いました。
ギフト交換後の懇談において池邉准尉が、空自准曹士隊員と米空軍下士官の相互理解及び信頼関係の醸成に尽力されたことに対し謝意を伝えると、マイニンガー最上級曹長は「コロナ禍で交流が少なくなってしまったのは残念だったが、今後も引き続き三沢基地の日米下士官の関係を強化していってもらいたい。」と語り、終始和やかな雰囲気の中終了しました。
マイニンガー上級曹長の次の任地は、故郷でもある米国フロリダ州のハルバートフィールド空軍基地とのことです。約2年間の三沢勤務、本当にお疲れ様でした!
ギフト交換
懇談風景 |
5月18日(水)~19日(木)、北部地域陸海空自衛隊の准曹士最先任者交流が三沢基地において実施されました。これは、東北、北海道地域における陸海空自衛隊の准曹士最先任者が相互の現状把握及び理解促進を目的とし随時持ち回りで行っているものです。
今回は、北空准曹士先任の池邉准尉が担当となり、北空司令官への表敬後、航空自衛隊が保有する航空機や施設、警備犬の訓練展示、米空軍第35戦闘航空団及び米海軍三沢航空基地隊が保有する航空機を研修し、現状や今後の課題等について活発に意見交換を行い、交流を深めました。
参加者集合写真 | 北空司令官表敬 |
警備犬訓練展示 | 米軍航空機研修 |
令和4年4月4日(月)~同年4月7日(木)、北部航空方面隊司令官は、北部航空警戒管制団第18警戒隊(稚内)の部隊視察を実施しました。視察では、航空自衛隊最北端の分屯基地で隊長の水﨑2佐を核心として、自然環境及び任務環境の厳しい中、任務に邁進する隊員の姿を確認しました。訓示では、司令官がこれまでの勤務経験の中で上司から教わった、自衛官としてやりがいを持って幸せになる秘訣、「仕事を好きになる」「土地を好きになる」「人を好きになる」を自らの経験を元に熱く語られ、最後に、全隊員を激励するとともに水﨑隊長を核心に、より一層の任務邁進を要望しました。その後、迎えのCH-47Jに搭乗され、稚内分屯基地をあとにしました。
装備品の説明 | 射撃場の視察 |
上級空曹との懇談 | 集合写真 |