基地司令年頭挨拶

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基地司令年頭挨拶


 2024年の年頭にあたり、新年のご挨拶を申し上げます。
 はじめに令和6年能登半島地震によりお亡くなりなられた方々に心からの哀悼の意を表すとともにご冥福をお祈りいたします。また被災された全ての方々に謹んでお見舞い申し上げます。
 航空自衛隊小牧基地は、発災後速やかに、災害救助犬とハンドラーからなる捜索救助要員を現地に派遣するとともに、 医療及び給水支援活動や派遣部隊及び救援物資の航空輸送等の災害派遣行動を実施中でありますが、引き続き、一日も早い災害からの復旧に向けて所属隊員一丸となって尽力してまいります。
 さて、昨年は新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、各種制限の解除やイベントの再開等により、少しずつではありますがコロナ前の日常を取り戻していった年であったと思います。 小牧基地としては、平素からの救急患者空輸に伴う災害派遣に加え、トルコ地震に伴うトルコ国際緊急援助活動や在スーダン及び在イスラエル邦人等輸送など、種々の任務を着実に遂行して参りました。 また、皆様のご理解を頂く機会としてオープンベースやサマーフェスタといった各種イベントを開催するとともに、地域の活性化や連携強化を目的した小牧基地空自空上げの認定等を推進して参りました。 このように小牧基地が円滑に活動できたのは、基地所属隊員諸官の尽力はもとより、基地周辺自治体及び基地協力会をはじめとする各種協力団体皆々様のご理解、 ご支援と、全ての隊員ご家族のご助力のおかげであり、この場をお借りして心より厚く御礼申し上げます。
 本年も小牧基地に与えられた任務の重要性を自覚するとともに、皆様のご信頼にお応えできるよう、着実に任務を遂行してゆく所存であります。 また、小牧基地及び所属隊員個々は、責任あるコミュニティーの一員として、皆々様と手を携えつつ地域の発展に貢献するとの思いを新たにしておりますので、 引き続きのご支援、ご協力を賜りますようお願い致します。
 結びに、被災された皆様のご無事と1日も早い再建を心から祈念申し上げ、新年の挨拶とさせて頂きます。

令和6年1月11日
第1輸送航空隊司令兼ねて小牧基地司令
空将補 鮫島建一