皆様、新年明けましておめでとうございます。皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、5月に航空自衛隊新田原基地所属T-4練習機の航空大事故により国民の皆様には多大なご心配をおかけしました。事故発生から各種対応に際し、愛知県をはじめ基地周辺自治体、犬山市、そして入鹿池周辺の皆様の献身的なご支援、ご協力を賜り深く感謝申し上げます。基地運営の基盤である地域の皆様のご理解やご協力の重要性を再認識するとともに、改めて良好な関係の維持・構築を決意した所存です。
我が国周辺では、中国軍機やロシア軍機による領空侵犯や中露共同飛行などの航空活動が拡大・活発化する中、北朝鮮の各種弾道ミサイルの発射など、我が国を取り巻く安全保障環境は戦後最も厳しくなっており、またウクライナへのロシアの侵攻のみならず、中東の多方面においても武力紛争等が継続しています。
このような中、小牧基地は、与えられた任務を完遂すべく、必要な各種訓練等を実施し、部隊及び隊員の技量の維持向上に努めてまいりました。また、4月に生起したミャンマー中部を震源とする地震に際しては、ミャンマー連邦共和国の被害に関し、発災当初から国際緊急援助活動に備えて必要な航空機を派遣できる態勢をとりつつ、輸送の実施を命ぜられたK/C-130H輸送機により現地で活動する国際緊急援助隊・医療チームに必要な医療資機材等を本邦から現地の空港へ輸送する任務を完遂しました。
このように小牧基地が円滑に活動できたのは、基地所属隊員諸官の努力のみならず、基地周辺等自治体並びに基地協力会をはじめとする各種協力団体皆々様のご理解、ご支援と、全ての隊員ご家族のご助力のおかげであり、この場を借りまして心より厚く御礼申し上げます。
本年も小牧基地に与えられた任務の重要性を自覚するとともに、皆様のご信頼にお応えできるよう、着実に任務を遂行してゆく所存であります。また、小牧基地及び所属隊員個々は、引き続き責任あるコミュニティーの一員として、皆々様と手を携えつつ地域の発展に貢献するとの思いを新たにしておりますので、今後とも変わらぬご支援、ご協力を賜りますようお願い致します。
結びに、皆様にとって本年が良き1年となりますことと、皆様のご健勝とご多幸を心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。
令和8年1月1日 元旦
第1輸送航空隊司令兼ねて小牧基地司令
空将補 木村 政和