このコーナーは、航空自衛隊に対するよくある質問をまとめたものです。 | |
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Q: | 私は今、視力が0.04しかないのですが、身体検査に引っかかってしまいますか? |
A: | ご質問の視力の検査基準についてですが、パイロットを目指すのであれば、基準として裸眼0.1以上、矯正1.0以上、それ以外の職種であれば、裸眼0.1以上、矯正0.8以上となっています。よって、現在の視力が0.04しかないということであれば、身体検査に引っかからないために目指す職域に応じた基準まで視力を引き上げる必要があると言えるでしょう。 詳しくは、自衛官募集ホームページ(https://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu)又は次の規則類を検索して御確認ください。 「自衛官等の採用のための身体検査に関する訓令」第4条 「航空身体検査に関する訓令」第3条及び第5条 |
Q: |
航空学生で戦闘機のパイロットになるには理系は必須ですか? また、国立大学に入れる学力があれば筆記試験は合格できますか? |
A: | 理系は必須と言って良いですが、補足説明が必要でしょう。 採用試験における学科試験は、国語、数学、英語の3科目に、地理歴史、公民、理科の内のいずれか1科目を選択することとなっています(26年1月現在)。従って、採用試験時に必須とは言えないでしょう。しかし、航空学生課程の授業では、物理、電磁気学、電子工学、航空工学等を学ぶ事となり、これらの学科成績が基準に達しなかった場合は卒業できない可能性も出てきます。そういった意味では必須といえます。 しかし、必要な教育は、航空学生入隊後に受けることが出来ますので、現在、理系に明るくなくても安心して受験して下さい。 次に、国立大学に入れるということであれば、学力としては合格できる基準にあると思いますが、試験問題は国立大学入試問題とは異なります。また、同時に筆記による適性検査も実施されるため、学力だけが1次試験の合格を保証するものではありません。 |
Q: | 航空自衛官として輸送機を操縦するパイロットを目指し勉強中です。まだまだ情報不足なため、いくつか質問させていただきます。 1 正式なパイロットとして認められるようになるまでに早ければ何年かかりますか? 2 大学卒業後と専門学校卒業と自衛隊の航空学生卒業後とではどれが一番有利だと思いますか?大まかで構いませんので、回答宜しくお願いいたします。 |
A: | 1 パイロットになるための訓練を開始してからウイングマーク(操縦技能証明)を授与されるまでの期間は、機種や教育開始時期により半年程度の差はありますが、約2年と考えて下さい。訓練の開始までには、航空学生の2年間、防衛大学校の4年間、一般大学(大学院)卒業等に要する期間に、それぞれ幹部候補生学校入校期間(約半年〜1年)が必要ですから、入隊してからウイングマークを手にする年齢には差があります。戦闘機、救難機、輸送機といった機種の操縦訓練は、ウイングマークを取得した後に行うので、任務に就くことができるパイロットとして認められるにはもう少し時間がかかります。 2 質問にある「有利」の考え方が分かりませんが、仮に、年齢的に若くして正式なパイロットになることをもって「有利」としているなら、航空学生が大学卒業者より約3歳早くパイロットになることができます。 |
Q: | 航空身体検査の結果によって乗れる航空機の機種が決められたりされてしまうのでしょうか?(例えば検査には適合しているギリギリだったり、再検査などで適合だったため戦闘機希望だったとしても別機種へ配属、というような) |
A: | ご質問有り難うございます。 最初に、航空身体検査について、簡単に御説明します。 検査には「検査甲」と「検査乙」の2種類があり、初めて操縦士等になる際に受ける検査が「検査甲」です。この検査の合格証明を有する者でなければ新たに操縦士等になることはできません。また、航空業務に係る課程が設置されている部隊等に入る際に行うほか、定期に及び必要に応じて臨時に行う検査が「検査乙」です。この検査の合格証明を有する者でなければ航空業務に従事することができません。 また、航空身体検査は、戦闘機・輸送機といった機種や任務別に行うものではありません。従って、入隊時には配属機種は決まっていません。T−7という航空機で行う初級操縦課程の間に、様々な観点から判断され、初級操縦課程修了時に戦闘機と輸送・救難機に進路が分かれます。 パイロットになった後に、例えば、戦闘機の機動中の高重力負荷に身体的に耐えられなくなる等して、他の機種に配属になるケースも考えられますが、それはずっと先の話です。 もし、航空自衛隊を受験するのであれば、どの機種を希望するにしても条件は一緒ですので、ホームページや募集案内所等で入手できる航空身体検査の基準を読み、直すべきところは直し、維持すべきところは維持して受験して下さい。 詳しくは、自衛官募集ホームページ(https://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu)又は「航空身体検査に関する訓令」を検索して御覧下さい。 |
Q: | 戦闘機パイロットになりたいのですが、副鼻腔炎だとなれませんか? もしくは、鼻が悪いとできませんか? |
A: | ご質問ありがとうございます。 ご質問の内容についてですが、戦闘機に限らず、パイロットになるためには、航空身体検査に合格しなければなりません。 この航空身体検査合格基準は、「航空身体検査に関する訓令」に規定されいて、「不合格疾患等のいずれもないこと。」と記載されています。 「不合格疾患等の区分」には、「鼻及び咽喉頭の疾患」があり、「慢性副鼻腔炎」もこの中に含まれていますので、ご質問にある副鼻腔炎などの鼻の疾患が進行したり慢性的なものにならないようにしましょう。 一度、専門医を受診され、ご自身の副鼻腔炎の状況と服薬又は手術等による治癒の可能性を確認することをお勧めします。 健康に努められ、戦闘機パイロットになり、空の舞台で活躍されることを期待しています。 |
Q: | 今年、海上自衛隊航空学生の採用試験を受けようとしている者です。 僕は、生まれつき鼻炎で、たまに鼻づまりで異臭症なのかどうかはわかりませんが、タバコのような臭いが鼻にこもることがあります。最近は全くそういうことがないのですが、2次試験の航空身体検査で引っかかってしまいますか? 是非、教えてください。 |
A: | ご質問ありがとうございます。 ご質問の内容についてですが、自衛隊の航空学生採用試験の第2次試験(第1次試験合格者のみ対象)で行われる航空身体検査は、「航空身体検査に関する訓令」に基づき実施され、検査項目として「鼻及び咽喉頭の疾患」を確認するものが含まれています。 鼻炎もちで、異臭症かもしれないということですが、「航空身体検査に関する訓令」には、強度の慢性鼻炎(萎縮性鼻炎、壊死性鼻炎、肥厚性鼻炎及び血管性鼻炎)や異臭症が「航空身体検査における不合格疾患等」として規定されています。 あなたの鼻の状態が最近は症状が出ないということであれば、治癒している可能性もありますが、一度、専門医を受診され、ご自身の鼻炎や異臭症の状況と服薬や手術による治癒の可能性等についての正確な診断を受けることをお勧めします。 健康に努められ、海上自衛隊航空学生の採用試験を受けていただきたいと思いますが、よろしければ、航空自衛隊航空学生を第1志望にすることも考えてみてください。 |
Q: | 航空自衛隊の機体整備士は、航空機誘導の仕事もしますか? |
A: | ご質問にある「機体整備士」は、航空自衛隊においては、航空機全般を整備する「航空機整備員」と「ヘリコプター整備員」が該当致します。また、このほかに航空機の整備職種は、専門の系統を整備する「油圧整備員」、「計器整備員」、「電機整備員」、「エンジン整備員」、「救命装備品整備員」等に細分化されています。 ご質問についてですが、駐機場地区における航空機の誘導は、航空機の整備職種の中でも「航空機整備員」と「ヘリコプター整備員」の一部の整備員が、手信号により行っています。 このほか、飛行場(滑走路)からの離着陸及び飛行中の航空機に対する誘導や管制は、「航空管制員」や「要撃(警戒)管制員」が行います。 補足:駐機場(エプロン)とは、飛行場内において、乗客の乗降、貨物の積卸し、航空機の給油、係留を行うた めに、格納庫又はターミナル前方の地面に恒久的に舗装をした区域のことです。 |
Q: | 現在、高校二年生で、パイロット志望の者です。 一般曹候補生を高卒で受けるつもりなのですが、合格後選考にて陸海空に分けられるみたいなことをHPで見かけたのですが、自分の意思で、一般曹候補生から航空自衛隊に入隊し、パイロットになることはできますか? 航空学生は、学力の努力だけでは無理みたいなのを見ました。なので、一般曹候補生からパイロットになれるかを知りたいです。 |
A: | ご質問ありがとうございます。 ご質問の内容についてですが、一般曹候補生を受験する際は、陸上、海上、航空のどの自衛隊を希望するのか、あらかじめ受験願書等による確認がありますので、合格後に希望に反して陸上、海上、航空のそれぞれの自衛隊に振り分けられることはありません。 次に、一般曹候補生を受験して合格し、自衛官となった後に航空自衛隊航空学生を受験したいということですが、航空学生の受験にあたって、自衛隊内部からでも、自衛隊外部からでも、自衛隊地方協力本部のホームページなどに掲載されている募集要項記載の受験資格に合致すれば受験は可能です。また、いずれからの受験の場合も、公平に合否判定を行いますので合格の難易は変わりません。 そして、ご質問のとおり航空学生に合格するためには、学力だけでなく、健康な身体とパイロットになるための適性が必要です。特に、視力や虫歯には気をつけなければなりません。もちろん、防衛大学校や一般大学に進んで、航空自衛隊のパイロットになろうとする場合も、学力だけではパイロットになることはできません。 最後に、高校二年生のあなたが、高校卒業後、自衛隊に進む場合を考えると、航空学生合格の難度を考えて、まずは一般曹候補生を受験することもよいでしょうが、どちらも受験することができますので、航空学生と一般曹候補生の両方を受験してみたらどうでしょうか。 将来、航空自衛隊のパイロットとして活躍されるよう期待しています。 |
Q: | 僕は、航空自衛隊航空学生になって、パイロットになりたいと思っております。現在、僕は歯列矯正をしています。その関係上、上下左右計4本の歯を抜歯しています。 受験する頃には、矯正は終えている予定なのですが、抜歯しているということが検査にはどのように影響するのでしょうか? |
A: | ご質問ありがとうございます。 パイロットになるためには、航空身体検査に合格しなければなりません。この航空身体検査の合格基準や不合格疾患等を示したものが、「航空身体検査に関する訓令」です。 ご質問の「抜歯が検査にどう影響するか。」についてですが、この訓令によれば、「口腔及び歯の疾患」の区分について、不合格疾患等が次のように規定されています。 まずは、「著しい不正咬合、歯の欠損又は口腔周辺軟部組織の障害等により、そしゃく及び発声に著しい障害をきたすもの。」 それから、「歯、顎骨及び口腔周辺軟部組織の疾患等により著しい疼痛を伴うことで航空業務に支障があるもの又は航空業務により悪化するおそれのあるもの。」と書いてあります。 よって、ご質問の件については、咬み合わせや発声に問題なく、著しく疼痛を伴う疾患等が認められなければ、航空身体検査には問題ないと思われます。よって、歯列矯正の抜歯については影響はありません。気をつけなければならないのは、むしろ虫歯です。虫歯がある場合には、航空学生受験の前に治療を終えておきましょう。 「口腔及び歯の疾患」以外にも、事細かく、各区分で不合格疾患等が規定されていますので、航空学生を受験して合格するためには、健康を保つ必要があります。 航空自衛隊航空学生を受験され、合格し、将来、航空自衛隊のパイロットとして活躍されるよう期待しています。 |
Q: | 航空自衛隊の戦闘機パイロットになりたいのですが、航空高校に行ってパイロットの勉強をしたほうがいいんですかね? |
A: | 戦闘機のパイロットを目指すことを目的として、特定の高校に通う必要はありません。なぜなら、必要な専門的知識や技能は入隊後に教育されるからです。また、採用試験は、将来のパイロットとしての適性を見るもので、受験時に持っているパイロットとしての専門知識を問うものではありません。 戦闘機パイロットとしての訓練を受けるための道はいくつかあります。航空学生、防衛大学校卒業のパイロット要員、一般大学卒業のパイロット要員、また、これらへの航空自衛隊内からの選抜試験合格者等です。 戦闘機パイロットは、体力、気力、知力、の全てに高いレベルが要求されますが、それらは初めからではありません。ですから、航空高校とは限らず、進みたい高校へ進学し、積極的に学び、運動し、視野を広げ、何か目標を定めて努力し、自分を成長させてください。将来、航空自衛隊の門をたたき、戦闘機パイロットに挑戦することを待っています。 航空学生募集要項の詳細は、自衛官募集ホームページを御覧ください。 (https://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu) |
Q: | 複座の戦闘機に乗るレーダー員も同様に視力が良くないと駄目なのでしょうか?また、矯正視力とはコンタクトレンズ等なのでしょうか? |
A: | 質問にあるレーダー員は、航空自衛隊では「偵察航法幹部」が該当します。偵察航法幹部になるためには、パイロットと同じ航空身体検査項目を受験し、パイロットと同じ合格基準で判定されますので、パイロットと同様の視力が要求されています。 |
航空学生受験時の矯正視力に関してですが、自衛官募集ホームページ (https://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu) に、航空身体検査に関する記述があります。その中に、「矯正視力で受験する方は、遠距離視力、中距離視力及び近距離視力を同一の矯正眼鏡(遠近両用不可)で測定しますので矯正眼鏡を持参して下さい。(コンタクトレンズ不可)」と「注」書きにありますので御確認下さい。 | |
Q: | 〜空の探検隊が行く〜警察編で、歩哨犬が紹介されていますが、日本には歩哨犬は何頭いますか? |
A: | 航空自衛隊では、「歩哨犬」として約200匹(ジャーマン・シェパード)を、基地の警備を主たる任務として各基地に配置しています。また、海上自衛隊も呼び方は異なりますが、「警備犬」として約80匹を、同様に配置しています。 |
Q: | 来年の春、一般曹候補生として入隊するものです。どうしてもパイロットになる夢を諦めきれないのですが、もし、パイロットになれなかったら航空士として勤務したいと思っています。そこなんですが、航空士の身体検査はパイロットの身体検査と何が違うのでしょうか? |
A: | 航空自衛隊における代表的な航空士とは、「機上要撃管制官」、「機上警戒管制員」、「偵察航法幹部」、「機上整備員」、「空中輸送員」及び「救難員」等があります。航空士の選抜時の身体検査としては、パイロットと同じ検査項目を受検し、パイロットと同じ合格基準で判定されています。 |
Q: | 航空学生を目指しているのですが倍率がとても高いですが、学力はどれくらい必要ですか?また、裸眼視力が0.1時々0.2しかないのですが諦めた方がいいですか? |
A: | 航空学生の受験資格のうち学力に関しては、高等学校又は中等教育学校卒業者(見込みを含む)と同程度となっていますが、合格者の学力については、年によって差異があるため一概に言えません。参考までに、試験科目等の詳細については、「自衛官募集ホームページ」(https://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanboshyu/)を検索して御確認下さい。視力に関しては、パイロットを目指すのであれば、基準として裸眼0.1以上、矯正1.0以上となっています。視力以外の基準もありますので、詳細については、上記ホームページの「航空身体検査」を検索して御確認下さい。 |
Q: | 一般曹候補生で採用された場合、航空管制の職種に配属されるのはおよそ何名になるのでしょうか? |
A: | 一般曹候補生の平成23年度採用実績は、約700名であり、その内航空管制職域に約40名の隊員が配置されました。年度により多少変動していますが、毎年30〜40名程度が航空管制職域に配置されています。 |
Q: | 来年から航空自衛隊に入隊することとなりましたが、航空機整備の職に就くために今からしておくべきことなどはありますか? |
A: | 航空機整備の職に就くために特に今からしておくべきことはありませんが、訓練に耐えられる体力を付けるとともに、初心を忘れず「航空機整備の職に就く。」という強い意志をもって入隊されることを期待しています。 |
Q: | 輸送機や救難機での機上勤務を行う航空士について質問があるのですが、その職域に行くためには年齢制限などの条件がありますか? |
A: | 職域によって選抜時にあたり、年齢や既往症などによる制限があります。内容については、職域により条件が異なるとともに、資格要件も違うため具体的にはお示しできませんが、機上勤務全般としては「腰椎の既往症がない者」が要件の一つとなっております。 |
Q: | 身長がちょうど190cmあるのですが、身体検査で引っかかりますか? |
A: | 入隊について、身長の上限はありません。ただし、パイロットを目指すのであれば上限があります。また、一般の隊員に関しても入隊時の身体検査において、合格基準があります。詳しくは次の規則類を検索して御確認下さい。 「自衛官等の採用のための身体検査に関する訓令」第4条 「航空身体検査に関する訓令」第3条及び第5条 |
Q: | 航空自衛隊の幹部候補生学校を卒業後幹部自衛官となった後に航空機整備員(機付長など)になることは可能でしょうか? |
A: | 航空自衛隊では、幹部候補生学校卒業時、本人の希望及び職域の適性を確認し職種が決められます。その際、航空機整備
幹部となった場合、航空機整備幹部は整備員の指導監督を行う立場にあるので、機付長などとして恒常的に航空機の整備を行うことはありません。ただし、航空機保有部隊に配置された初期に、航空機の整備に関する知識を向上させるため、
航空機を整備する機会はあります。恒常的に航空機の整備を行うことを希望されるのであれば、一般曹候補生又は自衛官候補生として入隊され、航空機整備員を目指すこととなります。 |
Q: | 私は高校1年の女子です。将来航空自衛隊を目指そうと考えはじめました。高校卒業後は文系の大学に進学したいのですが、どの学部にいった方が良いというものはありますか?あと、視力の裸眼が0.2以下です矯正は1.0あります。裸眼が0.2以下だとなれないのでしょうか? |
A: | 学部の件については、「どの学部に行くのが良い。」というようなことはありません。募集種目は、「自衛官募集ホームページ」(https://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanboshyu/)を検索して御確認下さい。 また、視力の件については、パイロットを目指すのであれば、基準としては裸眼0.1以上、矯正1.0以上、それ以外の職種であれば裸眼0.1以上、矯正0.8以上となっています。詳しくは次の規則類を検索して御確認下さい。 「自衛官等の採用のための身体検査に関する訓令」第4条 「航空身体検査に関する訓令」第3条及び第5条 |
Q: | 身長制限は必ず女性の場合150cm以上なければいけませんか? |
「Alberto さん 高校1年生」 | |
A: | 自衛官採用試験時の女性自衛官等合格基準には「身長150cm以上」となっていますが、一部特例等の規定があることから、採用要件の細部は最寄りの自衛隊地方協力本部にお問い合わせ下さい。 |
Q: | 小さい頃に手術して頭やお腹に傷跡があっても航空自衛官になれますか。 |
A: | 「小さい頃に手術して頭やお腹に傷跡があっても航空自衛官になれますか。」の質問ですが、採用試験時の身体検査において医官(自衛隊の医師)の診断により合否が判断されます。「入隊後は坊主頭にしなければならないのでしょうか。」の質問ですが、自衛官としての身だしなみを保つよう、或いは訓練等で汗をかいた後の手入れに時間がかからないように短く整える基準がありますが、「坊主頭」にしなくてはならないという事はありません。 |
Q: | 防衛大学校の学生の中で飛行要員に選抜されるのは、陸、海、空でそれぞれ何名くらいですか?また、その選抜基準も知りたいです。 |
A: | 防衛大学校においては、2学年進級時に、卒業後、陸上自衛官に任官する要員、海上自衛官に任官する要員及び航空自衛官に任官する要員に区分されます(細部は、防衛大学校ホームページ上の入試情報 防衛大学校Q&Aを参照下さい。)。 そして、防衛大学校卒業と同時に航空自衛官に任官します。その後、幹部候補生学校に入校し、一般幹部候補生課程を履修することとなり、同校の卒業時に、職種が指定されます。飛行要員の選抜は、防衛大学校在学間から実施する適性検査及び身体検査等の結果に基づいて指定されることから、一概に何名が飛行職種に指定されるとはお答えできません。適性検査の基準についてはお答えできませんが、身体検査の基準については、航空学生募集の「航空身体検査基準」をご参照下さい(自衛官募集ホームページ 航空学生)。 |
Q: | 空自の航空機整備員を目指したいのですが、1等航空運航整備士(YS−11)や2等航空整備士など取得していると有利になる資格はありますか? |
A: | 職種の決定の際には、隊員個々の希望を聞き、職域の適性を確認しながら決めていますので取得している資格などは配慮されています。 |
Q: | いきなり地方協力本部に行っても、相談等は可能ですか? |
A: | 可能です。自衛隊地方協力本部は、各都道府県に所在しており、各地域毎に出張所等がありますので、最寄りの出張所等に出向いて担当の人に問い合わせればいろいろと相談に乗ってもらえます。 出張所等の所在地の細部は、自衛隊地方協力本部のご案内をご覧下さい。 |
Q: | 自衛隊の航空整備士になりたいのですが高・大卒はどちらのほうがよいですか? (できれば大学で航空宇宙工学を学びたいのですが・・・) |
A: | 航空自衛隊では、自衛隊に入隊後、自衛官として必要な知識と技能を修得しつつ本人の希望や適性検査等により職種を決定し、各術科学校において基礎から教育を受けます。 航空自衛隊の航空機に関連した整備職種については、航空機整備職域(航空機全般や航空機用エンジンなどの整備)、武装整備職域(航空機に搭載するレーダーなどの整備)、航空機装備品整備職域(計器や油圧部品などの整備)、工作職域(工作機械や溶接による航空機の修理)などがあります。 いずれにしても、自衛隊の整備士に高卒・大卒に制約はありませんので、ぜひ目指して下さい。 その他、募集に関する最新情報は、自衛官募集ホームページでご確認下さい。 |
Q: | 自分は自衛隊の飛行要員として活躍したいと思っています。航空自衛隊と、海上自衛隊で飛行要員を募集されていると思うのですが、それぞれのおおよその試験倍率についてご教示頂ければ幸いです。 |
A: | 航空自衛隊で飛行要員となるには、航空学生及び一般幹部候補生の飛行要員とし入隊する他、防衛大学校に入学して航空自衛隊要員となった後に飛行要員となる方法があります。航空学生の受検倍率は、28.1倍(平成22年度、約80名程度採用)、一般幹部候補生の飛行要員の受検倍率は、27.8倍(平成22年度、約20名程度採用)、となっています。海上自衛隊については申し訳ありませんが、海上自衛隊にお問い合わせ下さい。 その他、募集に関する最新情報は、自衛官募集ホームページでご確認下さい。 |
Q: | 航空自衛隊整備士になるには、どの高校に行けばなれますか?またはどのような高校に行けばなれますか? |
A: | 航空自衛隊の整備職域には、地上のレーダーや無線の器材等を整備する無線レーダー整備職域、ペトリオットや基地防空器材を整備する高射整備職域、航空機のレーダーなどを整備する武装整備職域、地上の有線器材を整備する有線器材整備職域、航空機の計器や油圧部品などを整備する航空機装備品整備職域、航空機全般や航空機のエンジンなどを整備する航空機整備職域、航空機に搭載するミサイルなどの武器を整備する武器弾薬職域、航空自衛隊で使用する車両や動力機材を整備する車両整備職域及び航空機を工作機械や溶接などにより修理する工作職域などがあります。航空自衛隊では、これらの整備職域を含む各職種は、自衛隊に入隊した後に、自衛官として必要な知識と技能を習得しつつ、適性検査や本人の希望等により決定し、各職種毎の術科学校で基礎から教育を受けます。したがって、卒業する高校に制約はありませんので、ぜひ整備士を目指してみて下さい。その他、募集に関する最新情報は、自衛官募集ホームページでご確認下さい。 |
Q: | 自分は文系なんですが、大学卒業後に航空自衛隊幹部候補生学校に入りたいと考えているのですが仮に入れたとしたら文系ではどのような職種に就くことが可能ですか?また文系では、戦闘機パイロットにはなれませんか? |
A: | 入隊後、幹部候補生学校では、幹部自衛官として必要な知識と技能を習得しつつ職種を決定しますので、職種については、文系、理系を問わず、パイロットをはじめとして、戦闘機や地対空誘導弾等の管制を行ったり、地対空誘導弾等の射撃及び整備に関することや、航空機の整備に関すること、また、国内外の情勢等(情報)に関することなど、幅広く開かれています。もし戦闘機パイロットの希望があるのであれば、是非、パイロットを目指してみてください。パイロットになるために必要なのは、「どうしても空を飛びたい」という気持ちだと聞いていますし、文系出身のパイロットも沢山いますよ。募集に関する最新情報は、 自衛官募集ホームページでご確認下さい。 |
Q: | 航空自衛隊のパイロットになりたいのですが女性でも大丈夫ですか? |
A: | 大丈夫です。航空自衛隊は、性差によらず、能力、適性及び意欲によって活躍できる組織として、採用・登用の拡大のための取り組みを推進しています。2015年11月には、女性自衛官の戦闘機等への配置制限の解除を決定し、航空自衛隊における女性自衛官の配置制限はなくなりました。 |
Q: | 戦闘機パイロットになるためには、どの様な能力が必要とされますか? |
A: | 戦闘機パイロットとして、任務につくためには、体力、知識共に高い能力が必要ですがこれらは全て入隊後、身につけることが出来ます。入隊前から備えておくべき能力は「一般的に健康な体」と「『パイロットになりたい』という強い気持ち」だけです。 参考:自衛官募集ホームページ 航空学生 |
Q: | なぜ幹部学校だけは航空教育集団の所属ではないのですか? |
A: | 航空教育集団の根幹に係わる質問ありがとうございます。 平成元年にそれまでバラバラだった一般教育、飛行教育、術科教育を一貫して管理することを目指し、航空教育集団が新編されました。その際に、本来防衛庁長官(現防衛大臣)直轄の機関である各学校についても教育集団司令官の指揮監督を受けることとなったのですが、航空自衛隊幹部学校だけは、航空自衛隊の上級部隊指揮官又は上級幕僚を養成するとともに、大部隊の運用等に関する調査研究を行うといった特殊性から従来どおりとして、航空教育集団は組織されています。 |
Q: | 入隊してから実際に部隊で仕事をするようになるまでに、教育のようなものはあるのでしょうか? |
A: | 自衛官の場合、入隊と同時に数ヶ月の集団教育があり、その期間に敬礼の仕方や基本動作、体力の向上など自衛官としての基本的なことを身に付けます。そして部隊配属となり、勤務することとなります。 |
Q: | 自衛官候補生とは? |
A: | 採用後「自衛官候補生」(特別職国家公務員)に任命され、自衛官となるために必要な基礎的教育訓練に専念する新しい採用制度です。自衛官候補生として所要の教育を経て3ヶ月後に2等陸・海・空士(任期制自衛官)に任官します。 |
Q: | 自衛官は転勤が多いと聞きますが、どのくらいの頻度ですか? |
A: | 階級、職種(職域)、陸・海・空自衛隊により異なりますが、自衛隊一般的に幹部自衛官は2〜3年ごと、曹は、部隊に配属されてから2〜10年程度ごとに転勤があります。士は、最初に配属になった部隊で勤務を続けるので、一般的に転勤はありません。 |
Q: | パイロットになるには、目が良くないとなれないと聞いたのですが、本当ですか? |
A: | 過去には、裸眼視力を求められていましたが、近年基準が緩和されており、視力は両眼とも遠距離裸眼視力が0.1以上で矯正視力が1.0以上、中距離裸眼視力または矯正視力が0.2以上近距離裸眼視力または矯正視力が1.0以上で近視矯正手術(オルソケラトロジーを含む。)を受けていないことと規定されています。また、視器(目そのものの機能)については、斜位、眼球運動、視野、調整力、夜間視力、色覚等に異常のないものと規定されています。 |