1.自衛隊協力本部へアクセス!
音楽隊員になるには、まず自衛官にならなければなりません。自衛官になるには、自衛官採用試験に合格する必要があります。採用試験を受験するためには、「自衛隊地方協力本部」が窓口になっているので、必ずそこに電話やメール、または直接訪問して下さい。そこで自衛官採用試験要項の詳細や志願票の配布、音楽職種説明会に関する説明があります。
時期については、自衛官採用試験には申込期間の締切があるので、情報収集の意味で早いに越したことはありません。採用試験や音楽職種説明会参加の準備のために、出来るだけ早いアクションが採用のカギとなります。「自衛隊地方協力本部」は各都道府県の主要都市にありますが、近くにない場合、防衛省のホームページに連絡先が掲載されていますのでご参考にして下さい。
2.音楽職種説明会へ参加
自衛隊地方協力本部を訪問した際、音楽隊員を希望したい意思を伝えると、音楽職種説明会の日時や場所、次年度に募集される楽器等の内容の説明があります。毎年9月頃に東京(その年によっては大阪などで開かれる場合もあります)で説明会が行われますので、音楽隊希望者は必ずご参加ください。
3.受験申込・受験勉強・受験
音楽隊員になることができる募集種目である「一般曹候補生」または「自衛官候補生」の試験対策本は一般の書店などで市販されていますので、それを使い受験勉強して下さい。この2つの募集種目の違いはここでは省略します(詳しくは自衛隊地方協力本部でお尋ね下さい。)が、一般的に「一般曹候補生」の方が試験が難しい印象です。試験は9月頃に実施されます。
4.合否発表
10月頃に自衛官採用試験の合否が「自衛隊地方協力本部」から通知されます。採用された方は、翌年3月末に入隊することになります。
5.航空自衛隊へ入隊
航空自衛官として採用された方は、3月末に入隊し、航空自衛隊の基礎訓練課程である「教育隊」(埼玉県熊谷基地または山口県防府基地に所在しています)で3ヶ月間、自衛官としての基礎訓練を受けます。また、その期間中に職種選択の希望が取られ、適性試験が行われ職種が決定されます。音楽隊員を希望する隊員には、楽器演奏実技の他、楽典、ソルフェージュなどの試験や面接が行われ、選抜された者だけが音楽隊員になることができます。
6.音楽隊へ配属
7月に教育隊での課程終了後、全国に5つある航空自衛隊の音楽隊のいずれかに配属されますが、8月頃より約1ヵ月間、東京都立川市に所在する航空中央音楽隊にて、音楽新隊員の集合教育訓練が行われます。