航空中央音楽隊 副隊長
3等空佐 芳賀 大輔
<芳賀3佐よりメッセージ>
皆さんこんにちは!航空中央音楽隊副隊長の芳賀3佐です。
副隊長というと何をやっているのかわからないと思いますが、演奏の時は指揮者、それ以外の時は音楽隊の運営に関する仕事をしています。
航空自衛隊は全国に5つの音楽隊を持っており、
@国家行事等、各種儀式における演奏
A隊員の士気振作(任務遂行に必要なモチベーションを高める)のための演奏
B広報演奏(各種コンサートにおける演奏、CD録音協力)
C国際的な活動
以上4点を主な任務とし、持ち前の機動力を活用して多方面にわたって演奏活動をしています。
レパートリーは幅広く、クラシック・ジャズ・ポップス等多様なニーズに対応しながら5個音楽隊で年間400回以上の演奏を実施しています。
我々音楽隊の仕事は「誰かのために演奏する」ことです。皆さんが学んできた音楽を日本の平和と安全を守る自衛隊の音楽隊で存分に活かしてみませんか?
航空中央音楽隊 クラリネット奏者
空士長 岡田 沙友里 (国立音楽大学 音楽学部 演奏学科 弦管打楽器専修卒業/Centro Superior KATARINAGURSKA(スペインマドリード音楽大学院修了)・令和3年入隊)
私は大学卒業後、自衛官候補生として海上自衛隊音楽隊に入隊し、
5年満期で退職、その後スペインでの音楽留学を経て昨年春に航空自衛隊に再入隊しました。
音楽隊には音楽大学卒業の隊員だけでなく、高卒の隊員や、一般大学卒の隊員、フリーで音楽活動をしていた隊員など、
様々な経歴をもった隊員がいます。私は留学をするために一度退職しましたが、現在は33歳未満の方が入隊可能なので、
再入隊することができました。
自衛隊の音楽隊には様々な魅力があります。その中でも公務員としての補償があり、
特に昨今の新型コロナウィルス状況下で音楽の仕事を安心して続けることができるということは、とても恵まれている環境だと思います。
また、音楽隊はコンサートホールやイベント等での演奏の他にも、式典での演奏や慰問演奏、中高生への指導など、
自分が演奏することで誰かの力になっているということを、より強く感じることができる仕事だと思います。
航空中央音楽隊では秋の職種説明会の他に、学校でのリクルートや部隊見学も随時行っています。少しでも音楽隊に興味を持った方は、
お住まいの近隣の地方協力本部にお気軽に連絡してみてください。
また、陸海空の音楽隊でも雰囲気が異なり、
それぞれの良さや特色があります。コンサートや動画で演奏を聴いてみるなどして、自分に合う音楽隊を探してみてくださいね。
皆さんと一緒に音楽ができる時を楽しみにしています。
航空中央音楽隊 クラリネット奏者
空士長 小和田 芽愛 (活水高等学校 音楽コース卒業・令和3年入隊)
私は高校を卒業した後、働きながら音楽活動をしていました。その頃は自衛隊音楽隊の存在は知っていたものの、自衛隊というと少し怖いイメージがあり私には無縁だと思っていました。
師事していた先生から音楽隊を受けてみないかと言われ調べてみたところ、
広報活動としてホール等で演奏することに加えて被災地での慰問演奏や国家行事での演奏も行っていると知り
自衛隊の音楽隊でしかできない活動に興味を持ちました。
演奏会へ足を運び演奏を聴いてみると洗練された吹奏楽の音色に心を奪われ、
また吹奏楽に触れ沢山のお客様の前で演奏したいという気持ちが芽生え受験することに決めました。
筆記試験に不安を覚える方もいらっしゃると思いますが、各地の自衛隊地方協力本部の方が親切に試験対策や入隊後の事を教えてくれるので、安心してまずは地方協力本部に問い合わせてみてください。
体力的な不安もありましたが、教官が身体の動かし方やトレーニングの仕方をイチから教えてくれたため、沢山の同期と楽しく教育隊生活を乗り切ることが出来ました。
音楽大学出身の隊員も多いですが、高卒や社会人経験を経て入隊した隊員もいますので諦めずに興味を持っていただけたら嬉しいです!
皆さんの入隊をぜひお待ちしております。
航空中央音楽隊 打楽器奏者
空士長 藤江 心 (洗足学園音楽大学 打楽器コース・令和3年入隊)
私が、音楽隊について知ったのは高校生の時でした。
自衛隊の音楽隊は、音楽で社会に貢献することのできる他にはない仕事だと考え興味を持ちました。
それまで様々な音楽体験を通して、沢山の方々から与えていただく事ばかりでしたが、
今後はその音楽で誰かを幸せにしたいと思うようになりました。
音楽大学へ進学すると、音楽隊員の方から直接話を聞ける機会があり、貴重な情報を得ることができました。
その後、音楽隊のコンサートを聴きに行ったり、航空中央音楽隊が開催しているインターンシップに参加をして、
大学4年生の時に自衛隊を受験しました。
最初の教育隊での3か月間の生活は、体力面や集団生活など不安なことも多くありましたが、
教官の手厚い指導や同期の仲間の助けがあり、今ではかけがえのない大切な時間であったと思っています。
音楽隊は、式典での演奏や隊員の士気振作、コンサートホールでの演奏会など全国に音楽を届けており、私は充実した時間を過ごしています。
興味をもっていただけた方は、お気軽に見学にいらしてください。
皆さんの入隊をぜひお待ちしております。
航空中央音楽隊 ファゴット奏者
3等空曹 鈴木 千佳 (国立音楽院管楽器リペア科卒業後、洗足学園音楽大学管楽器コース修了・
令和2年入隊)
大学時代、航空中央音楽隊との合同演奏会に参加したことが、自衛隊の音楽隊という職業を知るきっかけとなりました。
一緒に演奏した音楽隊の方々の力強い演奏が格好良く、
その上とても親切にしてくださったので、それまで持っていた自衛隊の厳しいイメージが変わり、憧れを抱くようになりました。
その後、大学内で開催された音楽隊の説明会に参加し、
不安に思っていた教育隊のことや、職種説明会についてのお話を聞くことができました。
実際に入隊してからは、周りの同期や教官に恵まれ、とても楽しく充実した教育隊期間を過ごすことができました。
私は運動は得意ではありませんでしたが、体を動かすことに慣れるところから段階的に訓練が始まるので、全く問題ありませんでした。
不安に思っていた基地の中での生活環境や食事などにも慣れ、今は快適に生活しています。
また、自衛隊入隊前にインターンシップ(職場体験)に参加しましたが、音楽隊の皆さんと一緒に演奏したり、隊員の方から直接お話を聞く機会を得られたので、とても有意義な時間になりました。
音楽隊へ興味がある方は、是非お越しください。
様々な不安の解消にも繋がると思います。
皆さんの入隊をお待ちしています。
航空中央音楽隊 トランペット奏者
空士長 杉本 萌絵 (相愛大学音楽学部卒業・令和2年入隊)
私は、音楽の教員を目指すためにトランペットを手段として音楽大学に入学しました。
しかし、在学中に一生懸命トランペットと向き合ううちに、楽器を演奏して誰かに音楽を届ける仕事がしたい、と思うようになりました。
大学4年生の春、航空自衛隊の音楽隊にトランペットの募集があることを知り、大学の学生支援センターを通じて詳しく話を聞き、受験を決意しました。
音楽隊に配属される前の教育隊では、様々な年齢の同期と共に沢山の訓練を乗り越えることができました。
自衛隊という印象から体力面に不安を覚える方が多いと思いますが、自分の体力に合わせて段階的に訓練が行われるため心配ありません。
音楽隊は、式典や慰問演奏、コンサートホールでの演奏の他に、音楽に馴染みのない方に向けた演奏会を行うなど、幅広い演奏活動を行っています。
全国各地で音楽をたくさんのお客様に届けたい!という方には、とてもやりがいのある仕事だと思います。
皆さんと一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。